人間関係のストレスの苦しみが、楽しい人間関係に変わる3つの方法
こんにちは。”伝わる”技術研究家のみさきです。
人間関係のストレスにより、めまいや頭痛、ひどくなると不眠に陥(おちい)る人もあります。
ニュースでは、毎日のように夫婦・親子・同僚間での殺人事件を見聞きしますが、これも人間関係のストレスが昂(こう)じた悲劇といえます。
人間関係のストレスをなんとかしたい。
これはすべての人の共通の願いでしょう。
そこで人間関係のストレスの要因を考えた時に、1つ言えることがあります。
それは「自分の思っていることが相手にうまく通じていない・理解されていない」ということです。
分かりやすい話ができないと、自分の思いを理解してもらえず、ストレスが溜まり、やがては「どうして分かってくれないのか」と、相手を責めてしまうようになります。
相手もこちらの話を理解するのに負担がかかるので、疲れるし、イライラします。
どうしたら分かりやすい話ができるようになるか、これは人間関係を円滑にする大変大事なポイントといえるでしょう。
そこで今回は分かりやすく相手にこちらの意思を伝える3つの方法をご紹介します。
分かりやすい話をする3つの工夫
①伝えなければ伝わらない まずは伝える
相手を察する日本人、といわれますが、「言わなくても、察してよ」というのは、相手に対する過度の期待です。
誰よりも良い考えを持っていても、伝えようとする努力を怠(おこた)り、相手に伝わっていなければ、誰も察してくれません。
周りから低く評価される社員になってしまうでしょう。
せっかく良い仕事をしていても、上司に報告をしていなければ、上司は評価してくれませんし、逆に叱られることだって出てきます。
夫婦の間では特に、「言わなくても分かってよ」という期待を持ってしまいがちですが、言葉でしっかり伝えることが大事です。
「分かってほしい」時に、パートナーに言葉でしっかり伝えていくと、誤解や摩擦は少なくなり、ストレスは軽くなります。
会社であれ、家庭であれ、人間関係は言葉で伝える努力が一にも二にも大事なのです。
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②整理整頓をして、分かりやすさの精度を上げる
話の筋が見えてこないと「この人の話、長いなあ」と、だんだんイライラしてきます。
自分の言いたいことをとりとめもなく雑多なまま、そのまま話しているので話が分かりにくく、聞いている方が話を整理しなければならなくなります。
聞く側は疲れますので、「この人と話すのは面倒くさいな」となります。
分かりやすい話ができる人は、相手に分かるように伝えるにはどうしたらいいか、話す内容を整理整頓して話すので、聞く人の頭にスッと入ってきます。
ついつい引き込まれて時間があっという間に過ぎていくほど話が上手な人は、この「話の整理整頓」ができているため、話がすっきりしているのです。
まず頭の中で話の整理整頓をして、分かりやすさの精度を上げることが大事なのです。
③自分の当たり前を基準にしない
ある電化製品を購入しようと近所の大型電気店に行った時のことです。
店員が自分の知らない専門用語で説明するので、気後れしてしまい、購入するのをやめた経験があります。
それからはその店に行っても、その店員には尋ねないようにしていました。
おそらくその店員にとっては、日常会話の言葉なのでしょうが、その分野で初心者の自分にはまるで分からないので、何か引け目を感じ、その店員に苦手意識を持ってしまったのです。
相手が自分と同じくらいの専門知識のある人であれば問題ありませんが、相手が初心者の場合は相手に分かる言葉に変換する作業が必要です。
自分の当たり前を基準にせずに、相手の目線に立って話すことが大事なのです。
まとめ
人間関係のストレスを軽くする手段の一つは、相手に分かるように伝える努力をすることです。
お互いに理解し合える部分が増えていけば相手とつながっていき、苦しかった人間関係が楽しい人間関係へと変化していくでしょう。
【分かりやすい話をする3つの工夫】
・伝えなければ伝わらない まず伝える
・整理整頓をして、分かりやすさの精度を上げる
・自分の当たり前を基準にしない
みさき
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