思いやりの心と事後報告の関係とは|思いやりの心を実践しよう

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心穏やかアドバイザーのヒロカズです。
相手を思いやることが大事。
思いやりの心が大切だと言われますが、今回は職場での思いやりの心について考えてみたいと思います。

はじめに

職場の人間関係がギスギスしたり、ぶつかった時、たいていはお互いの思いやりの心が欠けているところに原因があるのではないでしょうか?

思いやりの心とは相手を大事にする、大切に思う心であり、もとは相手の幸せを念ずるところから出てくる心だと言われます。
仏教では利他(りた)の心と言われますが、その思いやりの心の実践がおろそかになっているから、ぶつかってしまうのでしょう。
今回は事後報告を例に見てみます。

思いやりの心と事後報告

20代前半に指導を受けた上司は100%事後報告を徹底する人でした。
100%とはどんな些細なことでも事後報告するという意味です。

例えば、遠方に出かけた際、夜遅く自宅に到着した場合でも事後報告しなければならないということです。
これを聞いて「管理しすぎ、そこまでしなくてもいいのではないか」と思われた人もあるかもしれません。
20代前半の私もそうでした。
100%事後報告という形に現れた心をなかなか汲み取ることができなかったからです。
「報告を待っている上司の心配をとり、安心させるために行うのが事後報告」という指導はどんな上司の下で働くことになっても間に合う人材にする為の心遣いだったのですが、それがなかなかわからなかったのです。

上司が異動になる時、100%事後報告の種明かしを聞いて驚いたことを今も忘れることができません。
「報告を待っている上司の心配をとり、安心させるために行うのが事後報告」とは相手を大切に思う思いやりの心で行うものが事後報告だということでしょう。
事務的なやりとりの中にも、思いやりの心の実践が求められていたのです。

事後報告とは思いやりの心の実践

指示があった時

  1. メモをする
  2. 復唱する
  3. 実行する
  4. 事後報告する

という4つの段階を経て指示は完了すると言われますが、特に実行した後、事後報告することが漏れやすいです。

上司の心配をとり、安心させる為に行うのが事後報告、思いやりの心を持って行う報告が事後報告だと知れば、事務的な報告の中に心を感じ、事後報告を忘れることが減るのではないでしょうか?

また、欠かさず事後報告している人は上司を安心させる思いやりの心に溢れた人に違いありません。

思いやりの心を実現するワンランク上の報告とは

もっと思いやりの心の実践に心がけたい人は途中経過を報告することをお勧めします。

報告とは上司の心配を取り除く、思いやりの心の実践だと納得できれば、途中経過の報告は思いやりの心の実践でしょう。
ここで、仕事の途中経過を報告したら、仕事があまり進んでいないことがわかるので、上司に叱られるのではないかと思う人があるかもしれませんが、実際は逆です。
仕事を期限までに完了する責任のある上司からすれば、仕事の進み具合は常に心配の一つです。
ですから、仕事の状況を逐一報告してくる部下は上司の心配を取り除く思いやりの心に溢れた人になるでしょう。

思いやりは実は事後報告だけではない

さらにもう一歩進んだ実践を紹介します。
それは上司の心配だけでなく、部下や後輩の心配を取り除く思いやりの心の実践です。

仕事で部下や後輩から依頼を受けた場合、その依頼の途中経過の報告も大事で部下や後輩と共有するように努めていけば、部下や後輩の不安も取り除かれ、安心するでしょう。

このように上司だけでなく、部下や後輩にも報告することがもう一歩進んだ思いやりの心の実践であり、職場の人間関係を良好にする第一歩なのです。

まとめ

報告をするということは、事務的な要素ばかりではなく、実は相手を思いやる心の実践であることがわかりました。
上司に対する事後報告や部下などに対する途中報告は、相手の不安を取り除き安心感を与えます。これが思いやりの心です。
そういった思いやりの心を実践していくことが職場の人間関係を良好にしていきます。
ぜひ一度、思いやりの心を持って事後報告や途中経過の報告をしてみてください。

思いやりの心は親子の間でも大切だと感じる内容はこちら→毒親・毒母と呼ばれないために|過干渉と愛情を裏返し!?

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ヒロ☆カズ

チューリップ企画のヒロ☆カズです。 31歳で肝臓の病気にかかり、2度の入院を経験しました。朝起きて仕事に行く。休日は友人と出かけるという当たり前の日常を失い、初めて、朝起きて仕事に行けることが当たり前でないことに気が付きました。 当たり前の1日がかけがえのない1日であることに気づけば、悩みが感謝の心へ変わるのかもしれません。闘病中に読んだ本や勇気をもらったさまざまな言葉からヒントを紹介したいと思います。
心が穏やかになった人へ
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