「何を言うかより誰が言うか」が重視される理由|信頼を築く方法
こんにちは。人間関係改善サポーターの九条えみです。
「同じことを言うにも、誰が言うかによって周りの反応が違う」
そう感じたことはないでしょうか?
実際に私がそういう経験をしたのですが、結構悲しいものです(とほほ)
どうすれば自分の意見が聞き入れてもらえるのか、そのヒントを探っていきます。
何を言うかより誰が言うかを重視する私たち
会議などで、同じような意見を言ったのに、立場によって承認されたり、流されたりすることがあるようです。
お願い事をするときも「自分が言っても聞き入れてもらえなさそうだな」という場合は、聞き入れてもらえそうな人に代わりに言ってもらう、ということもあります。
大事なのは話しの中身では?と思いますが、私たちは「誰が」発した言葉なのかを無意識に重視し、それによって態度を変えているようです。
どうしてでしょうか?
言葉は借りることができるが、人柄はごまかせない
それは「言葉は借りることができる」からでしょう。
尊敬の眼差しを集めるために、偉人の名言を借りて、もっともらしいように言うこともできます。
騙そうとする人はいつだって言葉が巧みです。
「ここだけの話にしてくださいね。この株を買えば必ず儲かりますよ」
「オレだよオレ。実は、事故っちゃってさ~、今すぐお金が必要なんだよ」
「なんとお若く美しいんでしょう。高校生のお子さんがいるなんて信じられません。こちらの化粧品は…」
などと言って、相手の気持ちを操作するのです。
一方で「人柄はごまかせない」と言えるでしょう。
その人から出る雰囲気、顔つき、姿勢というのは、長年の思考や行動によって培ってきたものです。
だから言葉のように借りることはできず、ごまかせません。
一時的にごまかしの効く言葉と、長期にわたり培った人柄と、どちらが信用に値するかと言えば、人柄の方でしょう。
だから、私たちは無意識に「何を言うかより誰が言うか」を重視していると言えます。
言葉を信じてもらうには、日頃の言動が大事
他人に厳しくて自分には甘い人や、口ばかりで身体を動かさない人の言うことは、なかなか信用しづらいものです。
言葉に信頼性を持たせるには、日頃の言動が、それに沿うものであってこそ。
その為には、言行一致(げんこういっち)が大切になってきます。
言うことと行うことを一致させる。
たとえば、
・時間、約束を守る
・できない約束は始めからしない
・他人を批判する前に、自分はどうかと反省する
これらのことを誠実に地道に積み重ねていくことで、責任感や覚悟、威厳が備わります。
そして、雰囲気や見た目が磨かき上げられ、言葉一つ一つに重みが出るものです。
まとめ
借りることができる言葉よりも、長年の思考や言動で積み重ねた人柄の方が信用に値すると私たちは考えます。
だから人格を磨くことは、そのまま信用を積み重ねることになります。
人格を磨くには、言行一致(げんこういっち)に心がけると良いでしょう。(私こそ頑張らないと!)
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九条えみ
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