家族との関係を変えたいあなたへ|今からできる3つの心がけ
こんにちは!お悩み解消研究家のわかです。
私はテレビドラマが好きでよく見ているのですが、先日見ていたあるドラマで、家庭の中でないがしろにされているお父さんの姿が描かれていました。
別に暴言を吐かれたり、暴力を振るわれたりしているわけではありません。
しかし、日常の中の家族の一つ一つの言動が、お父さんの肩身を狭くさせてしまっていたのです。
妻はコップ1つ自由に使わせてくれない。
娘は普段は話しかけても答えてくれないのに、都合のいい時だけいい顔をする。
実家に行けば、妹の事業がうまくいかないことを自分のせいにされる。
こちらは一生懸命仕事を頑張っているのに感謝の一言もない。
何気なく言ったことも、知らないうちに家族を傷つけるタネになっているのかもしれません。
なぜかよく分からないけれど、家族関係がうまくいかない。
そのように悩んでおられる方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、家族関係向上のために大切な心がけについて考えていきたいと思います。
目次
人間関係に気を遣うのはなぜ?
基本的に、人間は自分本位な生き物だと言われます。
他人のことを考えるよりも、まず自分のことが先に来てしまうのです。
だから「周りの人のことなど考えずに自分のしたいようにやりたい」というのが本音ではないでしょうか。
しかし自分本位に振る舞ったら印象が悪くなり、周りの人から嫌われてしまいます。
人間関係を潤滑にするためには、他人のことを思いやり、節度ある行動を心がけることが大事なのですね。
それを承知の上で、他人と接するときはある程度気を張っているという人も多いと思います。
本当は自分のことを優先したい心があるけれど、その心を抑えて人と接しているので、人は人間関係に気を遣うのです。
家族への礼儀を忘れていませんか?
とはいえ、ずっと気を張っていたら疲れてしまいますので、どこかで気を抜かなければなりません。
一番気を抜ける場所がどこかと言ったら、やっぱり家なのではないでしょうか。
一人暮らしであれば自由にできるのはもちろんですが、家族と一緒に暮らしていたとしても、ほとんど気を遣うことはありません。
ずっと一緒にいて気心が知れているからこそ、他の人よりも気を抜いて接することができます。
しかし、家族といっても自分以外の人という意味で言えば他人です。
気を抜きすぎると、不満を持たれてしまうこともあるかもしれません。
冒頭のように知らず知らずのうちに、相手を傷つけていたということにもなりかねません。
「親しき仲にも礼儀あり」と言われますが、やはり家族にも思いやりを持って接することが大事なのですね。
家族関係を変えるための3つの心がけ
周囲に様々な人間関係はあれど、「家族」ほどずっとついて回るものはないでしょう。
自分の人生に大きく関わる人たちですから、良い関係を築いたほうがいいに決まっています。
家族関係を良い方向へ変えるために、心がけておきたい3つのポイントを紹介したいと思います。
①「当たり前」と思うポイントの見直し
以前、研修先でお世話になった講師の方から「してもらって当たり前なことは一つもない」と教えてもらったことがあります。
学生時代、両親から生活費を仕送りしてもらっていたのですが、私はそれを当然の顔をして受け取っていました。
仕送りだけではありません。ここまで育ててきてもらうのにどれほどの労力、時間、お金がかかったことでしょう。
それらのこともすべて「当たり前」。
では、本当に当たり前かというとそんなことは決してありません。
労力だって、時間だって、お金だって、本当は自分のために使いたかったところを私のために使ってくれたのですから。
自分が逆の立場だったら、とてもできることではありません。
改めて振り返ってみたとき、多くのことを「当たり前」と流してしまってはいないかな、と反省しました。
特に家族に対しては、「家族だから当然でしょ」という思いがあるように思います。
お父さんが家族を養ってくれること。
お母さんが毎日家事を引き受けてくれること。
病気になったら看病してくれること。
困ったことがあれば力になってくれること。
一つ一つ自分がしてもらっていることを思い出してみると、本当に「当たり前のことは一つもない」ことに気づきます。
本来は「自分がさせてもらって当たり前」とも言われました。
意識を変えるだけで、相手を思いやる気持ちは大きくなるのです。
②感謝を忘れない
「当たり前」の反対語は「ありがとう」だそうですね。
1つめの心がけとして「当たり前」の付け所についてご紹介しましたが、私たちは当たり前ではないと感じた時、どんな気持ちになるでしょう。
「ありがとう」という感謝の心が出てはこないでしょうか。
感謝というのは「当たり前ではない」と知るところから出てくる言葉です。
「ありがとう」とは、日常的に口にしていても、形だけの感謝になっていないでしょうか。
家族という近しい間柄であっても、常に感謝の気持ちを忘れない。
それこそ、家族和楽の大きなポイントなのでしょうね。
③見えないことこそ大事にする
物を買ってもらったとか、家事を手伝ってくれたとか、目に見えることであれば感謝の気持ちも出てきます。
ところが、感謝すべきポイントというのは結構見えないところにたくさんあるものです。
私が学校に行っている間、父はどういう苦労をしてお金を稼いでいるのだろう?
母はどれほど大変な思いをして子育てをしたり、家事をしていたのだろう?
夫婦や親子、兄弟。
同じ立場になってみないと、その大変さも分からないんですよね。
家で寝てばかりいるとか、文句ばかり言ってくるとか、嫌な点はたくさん見えても、いい点はよく目を凝らさないと見逃してしまいます。
陰に隠れている家族のいいところに思いをはせ、お互いに気づけると、もっと優しくできるのではないでしょうか。
まとめ
近いがゆえにうっとおしいな、と思うことも多い家族。
でも、いざという時、味方になり、力になってくれるのもまた家族です。
・「当たり前」と思うポイントの見直し
・感謝を忘れない
・見えないことこそ大事にする
この3つを心がけていくと、家族とのよりよい関係が築けると思います。
世の中に70億の人類がいる中で、家族という間柄になった人ですから、よほど深いご縁のある人なのでしょう。
改めて関係性を見直し、大事にしたいですね。
わか
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