病院の対応の違いが患者の心を左右する|安心感を与える接し方
こころ寄り添う研究家の九条えみです。
病気になると心も落ち込みがちです。
そんな時、頼りになるのは病院。
医師や看護師の対応で、気持ちが癒されたり反対に余計に不安になったりすることがあります。
新聞記事にこんな投稿があったと人づてに聞いたことがあります。
「長時間待って診察室に入っても、患者である私の方を少しも見ず、パソコンに向かってばかりの医者。
痛みの部位に全然触れてもらえず、本当に正しく診断できるのか不安になった」
「『年を取れば誰でも病気が出るものだから』と最初から突っぱねられてしまい不信を抱いた」
患者にとって医師の一言一言は今後の人生を左右するかもしれない大変重いものです。
だからこそ、余計にショックを受けるのだろうと思います。
病院の対応の違いで
私自身、病院の対応によってこうも気持ちが変わるものかとつくづく知らされた経験があります。
最近、あることで病院に行ったところ、
看護師も医師も忙しいからか、目を見て話してくれず、きちんと診察してもらえるのか不安でした。
案の定、痛む部位とは違う所を5分程度で処置されて終わったあげく、次回は詳しく診察しましょうと言われました。
帰宅してもやはり痛みは取れないし、痛む原因は別にあると思ったので、別の病院に行きました。
まず違いを感じたのは看護師の言動です。
順番を呼ぶ際にしっかりと目を見て笑顔で応対してくれたので、ここは大丈夫だろうなと感じました。
混み合っていましたが、 診察中は嫌な顔せず、看護師も医師もこちらの質問に丁寧に答えてくれ、
さらに「ちょっと痛みますよー」とか「もう少しで終わりますからね」と状況を細かに説明してもらえたので、安心して処置を受けることができました。
痛みがあると人は不安になるものです。
そんな時、患者と向き合ってくれたならば、それだけで気持ちが落ち着くのだと実感しました。
安心感を与える接し方とは
安心感を与える接し方は目を見て笑顔で話す。
相手に何か伝えようと思えば、自然と目を見て話すはずです。
ですから、目を見て話すのは「それだけあなたのことを考えていますよ」というサインなのです。
そこに笑顔が加われば「あなたの存在を歓迎しています」と伝えることになるでしょう。
お金やモノがなくても人を幸せにできる7つの行いが仏教に教えられています。
その1番目と2番目に挙げられる行いが「目を見て笑顔で話す」です。
・眼施(げんせ)
やさしい眼差しで人に接する
・和顔悦色施(わげんえっしょくせ)
笑顔で人に接する
看護師や医師だけでなく、私たちも心がけることで、人に幸せを与えることができるのですね。
人に幸せを与える人は、めぐりめぐって幸せがやってくるものです。
その仕組みをギブアンドギブの意味は?|ギブアンドテイクよりギブアンドギブを!の記事で詳しくご紹介しています。
九条えみ
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