話し相手のいない生活がイヤならば、聞き上手を目指してみては?
こんにちは。心の悩みサポーターのこうへいです。
仕事を辞めたら、話し相手が誰もいなくなったという悲しいことになってしまう人があるようです。
実際、私がお話をした読者の方の中にも「最近話をする相手もなくて」と言われる方がありました。
その一方で、いろいろな人とすぐに仲良くなり、その人の周りに人が集まってくるような方もおられます。
話し相手のいないさみしい生活よりも、仲の良い友人のいる暮らしを望まれる方は多いと思います。
その違いはどこにあるのでしょうか。
目次
すぐに仲良くなる人は他人の話を聞くのが上手
いろいろな人とすぐに仲良くなる方を見ていると、その方は相手の話を聞くのが上手な方だと感じました。
「話し上手は聞き上手」と言われるように、この人と話していて楽しいなと感じるのは、相手の話が面白かったり興味深かったという面もあるでしょうが、自分の話を聞いて貰えたという所に大きなポイントがあるようです。
自分の話を聞いてもらいたいのに、聞いてくれる人はあまりいませんから、自分の話を聞いてくれる人のことは好きになるのだと言われます。
相手が自分のことを好きになってくれれば、今度はこちらの話も聞いてくれるようになるでしょう。
相手の話を聞けばいいと思っても、なかなか簡単ではないようです。
いきなり「私聞いてあげるから、何か話して」と言われて、「じゃあ、……」と話せる人は普通はいませんので。
だからこそ、聞き上手という言葉があるのでしょう。
聞き上手に近づく4つのポイント
では、どうしたら聞き上手に近づけるのでしょうか。
ポイントを4つ紹介したいと思います。
- 自分のことを話す
- 相手の言ったことを繰り返す
- 相手を褒めたり、共感する
- 関連することを掘り下げて聞く(教えてもらう)
1、自分のことを話す
いきなり相手のことを聞こうとしても、なかなか相手は話しにくいものです。ですから、まず自分のことから話をするのが大事です。
これを「自己開示」と言われています。
この「自己開示」には、「返報性」と呼ばれる特徴があり、「自分自身のことを明らかにする」ことにより、相手も心を開いて「自分のことを話してくれる」のだと言われます。
2、相手の言ったことを繰り返す
相手が何かを話してきたら、同じことを繰り返します。
たとえば「北海道出身なんです」と言われたら「北海道出身なんですね」とそのまま繰り返します。
そうすることで、相手はこの人は自分の話を聞いてくれている、受け止めてくれている、話をしてもいいのだと安心されます。
3、相手を褒めたり、共感する
褒められたり、自分の話に共感する人に悪い感情を持つ人はほとんどいないと思います。逆に自分の言ったことを否定されたり、関心なさそうにされるとこれ以上は話したくなくなるでしょう。
もし会話の中で、相手と自分との共通点があれば、そのことを話題にするのもいいと思います。共通点のある相手には親しみを感ずるものです。
4、関連することを掘り下げて聞く(教えてもらう)
会話が苦手だった私は相手が何か言っても、そこから話が膨らまず、別の話題になるのを繰り返し、面接か尋問のようになってしまうことがよくありました。そうなるとお互いに楽しくありませんね。
出身地の話題ならば、気候や食べ物、大阪の人ならば阪神ファンかなど、いろいろあるはずです。
趣味の話題ならば、いつどこでされているのかなど聞くこともできるでしょう。
また自分は詳しく知らないけれど少し関心があるので教えてほしいと伝えれば、喜んで話をしてくれる人もあるでしょう。
誰しも言いたいと思っていること、スラスラと話できることがあるものです。そこを聞けるかどうかが大事な点のようです。
逆に聞かれたくないことも誰でもあります。そこは掘り下げて聞かないように気を付ける必要があります。
だからでしょうか、「聞き上手」は「察し上手」とも言われるそうです。
まとめ
話する相手のいない生活はさみしいですから、自分のことを信頼してくれ、話のできる友人を持ちたいものです。
そのために、
- 自分のことを話す
- 相手の言ったことを繰り返す
- 相手を褒めたり、共感する
- 関連することを掘り下げて聞く(教えてもらう)
を実践して「聞き上手」に近づけるように努めていきたいと思います。
こうへい
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