コミュニケーションの一歩は「頷き」から|円滑な会話のための3つの方法
こんにちは!
お悩み解消研究家のわかです。
突然ですが、ジュゴンとマナティの違いをご存知でしょうか?
見た目はとても似ているのですが、ひれの形が違うのだそうです。
でも、あまりにも似ているとどっちがどっちやら分からなくなりますね。
そうめんとひやむぎとか、
おざなりとなおざりとか、
世の中には、「これって何が違うんだろう?」というものが溢れているようです。
会話が苦手な人の悩み
一時期、私の周りではそういう「違い」を調べるのが流行っていました。
調べた違いはメモしておいて、ここぞという時のためにとっておきます。
そして、会話に困った時に披露するのです。
でも、多くの場合、あまり盛り上がらずに終わってしまいます。。
会話があまり得意でない私は、円滑なコミュニケーションをするにはどうすればいいかと悩んでいました。
盛り上がれるような面白い話題を持っていないし、そもそも私自身話術がありません。
今から話術を身に着けるといっても限界があります。
そんなわけで、なるべくなら会話をしなくて済むのが一番楽だなあと常々考えていたのです。
しかし、コミュニケーションの要である会話を避けては通れません。
社会の中で生活する限り、人との会話は必ず必要になります。
では、どうすればいいのか。話術を身に着けるしかないのか。
チューリップ企画で電話応対をするようになって、私には1つ分かったことがあります。
それは、「会話をするときに大事なのは聞く力だ」ということです。
今回は、話術がなくても、おもしろい話題を持っていなくても、会話は成立することを紹介したいと思います。
会話にとって大事なこと
日々電話応対をしていると、すごくよくお話しされる方に出会います。
そういう方は、一通り話すと、とてもすっきりした声で「ありがとう!」と言って電話を終えられるんですよね。
やっぱり普段なかなか話したいことを話す場がないのかなあ、と感じます。
人は、誰だって自分のことを話すのが好きなのです。
私も話題がないと言いつつ、自分の好きなことであればいくらでも語れる気がします。
話題がないと嘆いているのは、皆に需要のある話題を持っていない、ということ。
関心のないことをずっと聞かなければならないのは結構大変です。
話す側も、相手が関心がないのに聞いてくれていると分かったら、話しづらくなってきます。
つまり、もし自分の語りたいことを聞いてくれる人がいれば、それだけで会話は成り立ってしまうのです。
多くの人は、「語りたい」側にいます。
その話を「聞く」側にまわったら、あなたは貴重な存在となれるに違いありません。
話すのが苦手だという方は、ぜひ聞き手になってみることをおすすめします。
3つのポイントを押さえれば、きっと気まずい沈黙ともおさらばできると思います。
①受け入れる体勢を作る
以前に電話応対のセミナーに参加して体験したことです。
そのセミナーの中で、隣の人とある実験をする時間がありました。
まず、話し手と聞き手に分かれます。
話し手の人は聞き手の人の方を向いて、自分の好きなことを話すように言われます。
しかし、聞き手の人は体ごと別の方を向き、話し手がいくら話しても明後日の方を向いて一切反応をしてはいけないと言われます。
話しても話しても、何の反応もしてくれない人。
そんな人が相手だったら、どんなに話好きの人でも会話をやめてしまうんじゃないかと思いました。
それぐらい、話しづらいのです。
きっとコミュニケーションが取れないと感じるからでしょう。
自分が話しやすいなと思うのは、ちゃんとこちらを向いて、聞く体勢を作ってくれる人ではないでしょうか。
まず最初に大事なこととして、「あなたの話を聞く準備ができている」ということを姿勢で示すことが挙げられます。
それがコミュニケーションの第一歩です。
②頷いたり、相槌を打つ
上記のセミナーの中で、もう1パターン実験がありました。
話し手の人は今度も自分の好きなことを話します。
対して、聞き手の人は、体はこちらを向き、携帯をいじりながらその話を聞きます。
その時、視線は携帯に向いていますが、頷きや相槌は打ってくれます。
先程のパターンと違って、頷きや相槌があるだけでも話しやすさが段違いであることが分かりました。
「へえ」とか「そうなんですね」と言われると、話を受け取ってもらえていると感じることができるからです。
大勢の前で話をするときも、ちゃんと頷いて聞いている人がいると話しやすくなります。
ちょっとしたことですが、頷くことはコミュニケーションにおいて、とても大切な動作なんですね。
ただ、この実験の時は携帯をいじりながらというお題だったので、相槌はあるとは言っても、やはり話しづらかったです。
何かをしながら相手の言うことを話半分に聞く。
友達や家族に対して、やってしまっているなあと思い、反省しました。
聞く体勢を作って、かつ、頷く。
心がけていきたいものです。
③相手の話に関心を持つ
話を聞く体勢や頷きなど、形はできても、関心のないことを聞くのは辛いものがあります。
しかも、相手が話慣れていない人だった場合、途中で話が止まってしまうこともあるかもしれません。
これは捉え方一つだと思うのですが、私は人が話すことで役に立たない情報はないと考えています。
少なくとも、自分以外の人は自分とは全く違う価値観を持っているものなので、同じ対象を見ていても、全く違う考えや感想が出てきます。
自分の視野を広げること、自分の知識を増やすこと、自分の話題を増やすこと。
それを念頭に置いて人の話を聞いてみると、とても勉強になるし、面白くもあります。
そして、相手の話に関心を持って聞くと、自然と分からないことを質問するようになり、会話がどんどん広がっていくのです。
冒頭のジュゴンとマナティの違いなど、取るに足らない情報かもしれませんが、どこかで披露したら話のつなぎになるかもしれません。
人の話を聞けば聞くほど、情報が蓄積され、自分でも話題を出すことができるようになってくると思います。
まとめ
聞く姿勢を作り、知識をためる。
このポイントを押さえれば、聞き上手になれるはずです。
こちらの記事では聞き上手になるためのポイントをより具体的に解説しています。
話し相手のいない生活がイヤならば、聞き上手を目指してみては?
話を聞くことで、相手に喜ばれ、自分にとってもプラスになる。
考え方一つで、苦手だったコミュニケーションも、楽しくなってきませんか?
まずは練習がてら、家族や友達など、身近な人の話の聞き手になってみるのはいかがでしょうか。
私も円滑な会話を目指して、頑張ります!
わか
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