【疲れない働き方】職場環境の変化に苦しいとき、自分を立て直すコツ

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こんにちは。みさきです。

自分の意思とは無関係に、突然、職場環境が変化することがあります。

人事異動や転勤、倒産、また今回のコロナのような世界的パンデミックで、これまでの仕事内容が一変することがあります。

今回は、そんな突然の職場環境の変化に不安を抱えた時、自分を立て直していく方法について考えていきます。

職場環境の変化した時、自分を立て直す3つのコツ

私は、ある企業で10年勤め、部署異動と転勤を経験しました。
その後転職もし、職場環境の変化が苦しかったときに、様々なビジネス書を読んだり、講演を聞きました。
その中で役に立った、3つのことを紹介したいと思います。

①職場環境の変化に苦しみを感じる理由を知る

「誰でも職場環境が変わることに苦痛を感じる」
私はこの事実を知って心が楽になりました。
別に自分がダメなのではなく、よくあることであり、むしろ当然の心の反応なんだということを知り、さらにその苦しみを感じる心理はどこからくるのかも受け止めることで、相当気持ちが軽くなりました。
「転職がなぜ心の負担になるのか」2つの理由があることを知りました。

■第1の理由 「変わりたくない」が人間の本質
職場環境の変化が苦しいと感じる第1の理由は、私たちは本質的に「変わりたくない」からです。

人間の本質は「自己保存」で、できるだけ安全なように、楽なように、選択しなくて良いように、決断をしなくて済むように、リスクが少なくないように、と変化を拒むように脳ができています。

自分の意思で転職や独立を決めたのなら頑張りやすいのですが、自分の意思とは無関係に変化が生じたときの不安やストレスは大きくなるのは当然なのです。

■第2の理由 「意識」と「行動」のギャップ

職場環境の変化の事実を受け入れ、変化に順応していこうと覚悟を決めた人は、「元に戻りたい」という自己保存と闘って、大きなチャレンジをしようと決意した人といえます。
そこで次なる苦しみとなるのが「意識と行動のギャップ」です。

新たな職場環境で「活躍できる人財になってみせる」と決意しても、すぐには自分の行動に変化が表れません。
慣れていないので仕事も遅く、経験不足のため、ミスもします。
実際には少しずつ変化しているのですが、それが実感できず「意識」と「行動」のギャップに苦しみます。

ここは仕事に慣れていないので失敗や戸惑いは当然と受け止めましょう。
コツコツと経験値をあげていくことに専念すると、気持ちが楽になります。

②自分の「未来の理想像」から決める

新たな環境では、自分が「わからないことだらけ」の状態で、何からすべきなのかも分からないこともあります。
とりあえず手始めに目の前にある仕事を始めるものの、そんな大した仕事をしていないのに疲労感がどんどん溜まっていきます。
そうなると仕事のモチベーションが下がっていき、ストレス解消のために、〇〇依存にハマることもあります。
そんな状態に陥ったときは、仕事の目的が定まっていないことをまず疑いましょう。

「努力を続ければ、いつか報われる」と言われますが、それは目的がある場合の努力です。

こんな仕事だったらどうでしょう。

大きな土の山を、A地点からB地点へとうつす。
汗だくになってやり遂げると、せっかく移動した山を、元の所へもどせと命じられる。
それが終わると、またB地点へ…。

次から次へと仕事をこなすものの、目的がなければ働く意味が見出せず、苦しむことになり、やがては自分が倒れてしまいます。

仕事で苦しいとき、仕事を通して自分が成し遂げたいこと(目的)を発想すると、具体的な行動が見え始めてきます。

自分の中で目的がハッキリしていないときは、上司に事業のミッションを聞いてみるのも良いかもしれませんね。

③大事なことは「土台づくり」

行動の変化はすぐには表れないため、自分だけが足止めをくらったような気がして、不安になります。
ここで大事なのは小さいことをコツコツ継続し、仕事の基礎となる土台を作ることです。

加藤清正が江戸城の建築をした時のエピソードから学びたいと思います。

加藤清正は城づくりの名人と言われた戦国武将です。
熊本城を築いた武将として有名ですね。

徳川家康が築城を加藤清正と浅野幸長の2人の大名に命じた際、
2人の進め方には、大きな違いがありました。

加藤清正は、石垣の土台となる基礎工事に重点を置きました。
たとえ工事期間が長くなったとしても、決して省略できない作業だったからです。

浅野幸長は、なるべく工事期間を短くしたいと思いました。
そのほうが工事費が安くなるからです。
目に見えない地下の基礎工事を簡単に済ませ、さっさと石を積み上げました。

完成した石垣は、どちらも外見上は変わりません。
しかし台風に襲われたときに、大きな違いが出たのです。

加藤清正の石垣はびくともしませんでした。
一方の浅野幸長の石垣は、何か所も崩れてしまったのです。
そして修復工事に莫大な経費を出さなければならなかったのでした。

私たちも同じように、たとえ他人より時間がかかっても、コツコツと仕事の土台を作っていけば、
未来は強固な自分になれるでしょう。

まとめ

新しい仕事に就いたとき、ストレスを感じますが、そんな時に知っておくと心が楽になる3つのポイントを学びました。

①職場環境の変化に苦しみを感じる理由を知る
②自分の「未来の理想像」から決める
③大事なことは「土台づくり」

この3つを心に受け止めると苦しみが軽くなり、やがて前の職場での経験値も新しい仕事に生かされ、仕事しやすくなっていきます。

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みさき

はじめまして、みさきです。 チューリップ企画で「動画で学べる仏教」を制作しています。 10年間、旅のプランニングの仕事を通して、幅広く多くの方々とお話してきました。旅には各々の想いがあり、じっくりとお話をしながら旅のお手伝いをしていきます。人と関わる中で人間関係で悩んでいる人が多いことを知りました。 8年前に仏教とご縁があり、人間の心についてずば抜けた洞察の深さに感動して、今の仕事に至っています。日常の悩みについて仏教ではどう教えられているかを発信してゆきたいと思います。
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