リスクを回避するには?危機に備えるための大切な心がけ


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

世の中には様々なリスクがつきものです。
なるべくならばリスクは回避したいものですが、すべてを想定しておくのは難しそうです。

今回は、リスク回避のために大切な心がけについて書いてみたいと思います。

何もしないのが一番安全?

「そんなことをしたら危険なんじゃないか」
「万が一のことが起きたら誰が責任取るの?」

日本人はとかくリスクを気にしがちです。
それで、やる前からあれこれと思案して、結局実行に踏み出せないことも多々あるのではないでしょうか。

新しいことに挑戦したり、行動に移したりしなければ、たしかに大きな危険はないかもしれません。
しかしその一方で、「経験を得られない」というリスクが出てきます。

経験は生きる糧になる

頭で想像しているのと、実際に行動するのではまったく違うとよく言われます。
人がやっているところを見て、「なんであんな簡単なこともできないの?」と思っていた人が、自分もやってみて難しさに気付くということはよくあるでしょう。

たとえ失敗したとしても、その人自身の一つの経験として記憶されます。
「失敗は成功の基」ということわざもあるように、その失敗から学び、正しい方法を身につけていくのです。

「まかぬ種は生えぬ」と言われます。
その場にじっとしていれば、下がるというリスクはありません。
しかし、動いた距離は0ですから、そこからは何も得られないでしょう。

1歩進んで2歩下がれば、結果的にはマイナスです。
ところが、歩数という点から見れば、3歩動いています。

その3歩は経験となり学びとなり、その人が生きていくうえでの糧になるのです。

リスク回避のための心がけ

そうは言っても、最低限のリスクは事前に回避したいものです。
そのときに大切な心掛けとして、「自分だけは大丈夫」の思い込みを捨てることが挙げられます。

今年も水難事故のニュースが流れていますが、立ち入り禁止の区域に入ってしまったために起こってしまった悲劇もあるようです。
なぜ立ち入り禁止と分かっていて入ってしまうのか。
「自分にはめったなことは起きない」と思っているからではないでしょうか。

仏教ではこの世は「火宅無常の世界」と説かれています。
「火宅」とは火のついた家ということで、不安な状態を表し、「無常」とは常がなく続かないことです。

すべての人は、いつ何が起きるかわからない不安な世の中に住んでいる。
ですから、「自分だけは大丈夫」ではなく、「何が起きてもおかしくない」というのが本当なのです。

それを常に頭に置いていたら、行動の仕方も変わってくるのではないでしょうか。

まとめ

リスクを恐れるあまり、行動を控える選択をする人がよくあります。
それもリスク回避の一つの方法ですが、逆に「経験が得られない」というリスクも発生します。

私たちに一番大切なのは、「自分だけは大丈夫」という考え方を捨てることです。
世の中はいつ何が起きるかわからず、私の身の上に何が起きても不思議ではありません。

そのことを念頭に置いて、正しくリスク回避していきましょう。

The following two tabs change content below.
Avatar photo

わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
心が穏やかになった人へ

おすすめの記事