何かしていないと人生がつまらない|暇つぶしの生き方を変える方法とは
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
先日知人と話していた時に、こんなことを言っていました。
「普段、仕事が嫌だ、早く休みになってほしいと思ってますけど、
実際仕事がなかったら何もすることがなくてつまらないんですよね。
あらゆることが結局は生きてる間の暇つぶしなんじゃないかと思います」
確かに、休みたい、何もしたくないと思っていても、休みが続くとすることがなくなり、つまらなくなってきますよね。
しかし、「生きている間の暇つぶし」とは、あまりにも寂しい生き方です。
「生きている間の暇つぶしをしている」という消極的な生き方を変えるにはどうしたらよいのでしょうか。
楽しみがないと生きられない私たち
私たちは日々何かしらの楽しみを持って生きています。
毎日の食事を楽しみにしている人。
お金を稼ぐことを生きがいにしている人。
休日にのんびりするために頑張っている人。
子供の成長を楽しみにしている人もいれば、連載されているマンガの続きを読むのを心待ちにしている人もいるでしょう。
そのように人生の中に何か楽しみがないと、私たちは生きていけません。
何か心の明かりになるものがなければ人生はつまらないですし、辛いことを乗り越えて頑張る意味もわからないのです。
喜びとは欲を満たすこと
私たちが楽しみにしていること、喜びとしていることは、突き詰めると「欲を満たすこと」と言えるでしょう。
欲には代表的なものに5つあって、これを五欲といいます。
・食欲:食べたい飲みたいという心
・財欲:1円でも多くお金が欲しいという心
・色欲:異性を求める心
・名誉欲:褒められたい、評価されたいという心
・睡眠欲:眠たい、楽がしたいという心
仕事が休みの日にぼーっと過ごせば、何もしたくないという睡眠欲が満たされるので、喜びがあります。
お金を稼ぐということは財欲を満たすことです。
なぜ人生はつまらなくなるのか
欲を満たすことは確かに私たちの喜びとなるでしょう。
ところが、欲を満たす喜びにはいくつかの問題点があります。
その中の一つが「続かない」ということです。
のんびり過ごせれば、睡眠欲が満たされて幸せな気持ちになります。
しかし、それは一時的で、だんだんと飽きてくるのです。
ですからずーっとぼーっとしてもいられず、何かすることがないかと探し始めます。
ある時は食欲を満たして喜びを見出し、またある時は仕事に打ち込んで褒められることを生きがいにする。
楽しみがないと生きられない私たちは、そうやってとりあえず「暇つぶし」になることを探しているのかもしれません。
ただ、それらはあくまでも暇つぶしですから、根本的にはつまらないままなのです。
暇つぶしの生き方を変える方法
仏教では、欲を満たす喜びとは別の喜びがあると教えられています。
それは、生きていることそのものの喜びです。
お釈迦さまは次のように言われています。
「人身受け難し、今すでに受く」
(生まれ難い人間に生まれることができてよかった!)
人間に生まれてよかったと心から喜べる、永続する幸せがある。
それは、性別や年齢、生まれた場所も関係なく、すべての人がなれる幸せなのだと教えられています。
この幸せに向かって生きてこそ、あらゆるものが意味を持ち、暇つぶしの生き方が変わるのです。
まとめ
「何かしていないとつまらないし、とりあえず仕事をしている」という人は少なくないかもしれません。
私たちは何か楽しみがないと生きていけませんから、何かを心の明かりにして生きています。
しかし、突き詰めると、それは欲を満たす喜びであり、すぐに飽きてしまうものです。
それでは、人生がつまらないと感じるのも無理はありません。
仏教には、人間に生まれてよかったと喜べる永続する幸せがあると教えられています。
どうすればその幸せが手に入るのか、ぜひ続けて学んでみていただければと思います。
わか
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