体の健康は心の健康から始まる|健康寿命を延ばすために必要なこと(前半)
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
日本は長寿国として有名ですね。
医療が発達した現代では、延命治療が可能になり、より長く生きる土台ができてきています。
ただ、やはり寝たきりではなく、健康で長生きしたいというのが多くの人の願いなのではないでしょうか。
少し前から健康寿命ということも話題になっています。
今回は、健康寿命を延ばすための方法を2回に分けて考えてみたいと思います。
健康寿命を延ばす秘訣は?
以前、町内会長をされているという方が地域での取り組みを教えてくださいました。
「今、週一回100才体操をしてるんです。
一年くらい経つのですが、最高齢94才。80代がほとんど。
住宅地ですが、それまではどこかで顔を見たなくらいで挨拶や声掛けなどしてなかった。
体操の会ができて、集まって来た人たちと元気に挨拶をして、声かけしています。
皆さん元気になってきました。
支援の人が来て、『皆以前と全然変わって明るく元気になってる』と驚いてましたよ」
地域の人が集まって体操をされているというのは、本当に素晴らしいことですね。
身体を動かすことは健康にもいいと言われますから、皆さんの健康寿命もどんどん延びているのではないでしょうか。
挨拶は心を開くカギ
皆さんが明るく元気に過ごされているのは100歳体操に取り込まれていることも、もちろんあるでしょう。
しかし、それだけではないように思います。
町内会長の男性も言われていましたが、お互いが挨拶や声掛けをしていることも大きな要因なのではないでしょうか。
現代では、一人暮らしの世帯が増え、孤独が大変な問題になっています。
イギリスでは、孤独問題担当大臣が新設されたと聞きます。
老若男女に関わらず、人は孤独を感じると、どんどん弱っていってしまうのかもしれません。
挨拶は誰でもできます。
しかし、元気な挨拶は、した方もされた方も元気になる言葉のプレゼントです。
仏教では優しい言葉をかけることを言辞施(ごんじせ)と言われ、おおいに勧められています。
「挨」という字には近づく、「拶」にはせまるという意味があるそうです。
挨拶を交わすことでお互いの心が近づき、仲良くなれるのではないでしょうか。
心の健康は体の健康に繋がる
「病は気から」と言われますが、精神的な安定が肉体の健康に影響を及ぼすともよく聞きます。
心が孤独を感じていたり、落ち込んでいたりすると、病に伏せることが多くなるのかもしれません。
仏教でも、すべての行いは心が元になっていると教えられています。
心で思ったことが、口に出たり、身体に表れたりしているのです。
心と体は密接に関係していますから、心が健康であってこそ、体も健康で長生きできるのでしょう。
その点、普段から人と交流をして挨拶を交わしていると、孤独を感じることはありません。
お互いに相手のことを気にかけますし、元気に出かけていくことができるのではないでしょうか。
それこそ、健康寿命を延ばす秘訣なのですね。
まとめ
健康寿命を延ばすには、身体を健康に保つ努力も大切です。
しかし、それ以上に、心を健康に保つことが大切なのではないでしょうか。
心と体は密接に関係していますから、健康寿命を延ばすには心の健康が不可欠です。
地域の人や家族と積極的に交流をすることで、お互いに元気になることができます。
ちょっとした挨拶の言葉を口にすることが、お互いの心を近づけることに繋がります。
次回、さらに掘り下げて、心を元気にする方法を見ていきたいと思います。
体の健康は心の健康から始まる|健康寿命を延ばすために必要なこと(後半)
わか
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