「友達が離れていくのが不安」という人へ①|友達をもっと大切にする考え方
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
人間関係に疲れる原因は、周りの人の言動を気にしすぎてしまうところにあるようです。
友達が離れていくのが不安で、接し方に慎重になり、疲れてしまう。
相手のちょっとした言動に傷ついたり、悩んだりしている人は多いのではないでしょうか。
今回は、友達付き合いについて仏教の観点から考えてみたいと思います。
友達が離れていくのが不安
友達付き合いを大切にされている方は多いと思います。
心が寂しいとき、何かに悩んだとき、私たちの心の支えになる存在だからでしょう。
何もなくても、友達がいるというだけで、なんとなく安心できるものです。
ところが、仲が良ければ良いほど、友達が離れていくのではないかという不安も大きくなるのではないでしょうか。
だからこそ、相手の顔色をうかがって慎重になってしまうのです。
そうすると、なんだか疲れてしまいますよね。
人が離れていくのは世の常
最近、仏教を続けて学んでいるうちに、友達付き合いへの考え方が変わったと言われていた方がありました。
仏教で、人間は何か支えにするものを求めているけど、そういうものは皆離れていくものと学びました。
前は近くに誰かいないと不安で、友達が離れていくと焦ってしまい、次の誰かを探そうとしていましたが、「まぁいっか。誰もいなくても」と思えるようになりました。
この方はなぜ、このような気持ちになられたのでしょうか?
仏教には「会者定離(えしゃじょうり)」という言葉があります。
また、「会うは別れの始めなり」とも言われます。
出会ったということは、いつか離れていかなければならない時がくるということです。
友達に限らず、出会いがあれば別れがあるというのは世の常なのです。
別れがあって当然、離れていくのが当然。
そのように受け止めると、少し気が楽になってくるのかもしれません。
友達をもっと大切にするために
「ずっと一緒にいられるのが当たり前」と思うと、離れていくことに不安を感じます。
そうすると、相手に干渉しすぎたり、逆に遠慮しすぎたりして、人間関係がうまくいかなくなってしまうかもしれません。
「会者定離」の現実を見つめてみると、一緒にいられることは当たり前ではないことが分かります。
そうすると、今一緒にいられる時間をもっと大切にしようと思えるのではないでしょうか。
それは、嫌われたり、離れていくことを恐れるよりも、もっとポジティブな考え方です。
別れがあって当然と受け止めることで、相手のことを考えて接することができるでしょう。
結果的に友達との関係を長く続けることができるかもしれません。
まとめ
友達付き合いに対する不安を抱えている人は多いと思います。
気の合う人であればあるほど、離れていくことへの不安は大きくなるものです。
仏教に教えられる「会者定離」の現実を見つめると、離れていくのが当然ということが分かります。
それが、より友達と過ごす時間の貴重さを知らせてくれるのではないでしょうか。
友達付き合いを通して更に深く人生を考えることもできます。
次回「「友達が離れていくのが不安」という人へ②|友達付き合いを通して人生を考える」で見ていきたいと思います。
わか
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