誰もが「また会いたい」と思われる人になれる
こんにちは、みさきです。
「あの人にまた会いたい」
「あの店にまた行きたい」
そんな人、そんな場所ってありますよね。
自分も「また会いたい」と思われる魅力ある人間になりたいけれど、何も取り柄がない自分には無理だと諦めてしまっている人は多いのではないでしょうか。
そんな人に、お金も資格も特技も能力もない人でも、親切をしようという心さえあれば、人の喜ぶ七つの施しができますよと「雑宝蔵経」(ぞうほうぞうきょう)というお経に説かれています。
無財の七施(むざいのしちせ)という教えです。
誰でもできる7つの親切「無財の七施」とは
無財の七施とは次の7つです。
〇眼施(げんせ):やさしい眼ざしで、周囲の人々の心を和ませる
〇和顔悦色施(わげんえっしょくせ):やさしいほほえみを讃えた笑顔で、人に接する
〇言辞施(ごんじせ):やさしい言葉をかける
〇身施(しんせ):自分の肉体を使って他人のため社会のために奉仕すること
〇心施(しんせ):心からの感謝の言葉を述べること
〇床座施(しょうざせ):場所や席をゆずり合う
〇房舎施(ぼうしゃせ):訪ねてくる人、求めてくる人があれば一宿一飯の施しをして、その苦労をねぎらう
7つのうち、どれか一つでも心がけていくと、周囲の人から魅力的な人と認知され、また会いたい人と思われるようになっていきます。
昨日「また行きたい」と思う中華料理店に遭遇しました。
駅から少し離れた路地裏にあり、店内はこぢんまりとした小料理店といった感じで、ここに来るのは今日限りだろうと思って、入りました。
すると若い中国人男性が、元気溢れたやさしい笑顔で席に案内してくれました。
メニューを見ると、どんな味かがわからない冷麺が4種類あり、こちらが聞く前に近づいてきて丁寧に説明してくれました。
隣には5人グループのお客さんがシュウマイを注文しているところでしたが、メニューでは1皿が4個入りです。その店員は「5つにすることもできますよ」と声をかけ、そのグループはとても喜んでいました。普通は4個入りで5人分であれば、2つ頼まなければ足りなかったでしょうが、こちらの立場に立って一声かけてくれたところが嬉しいですね。
親切な心を感じると「また今度来よう」と、そのお店のファンになります。
相手を喜ばせよう、役に立とうという心一つが「また会いたい」魅力的な人になれる重要なポイントです。
みさき
最新記事 by みさき (全て見る)
- 70代からの人生を充実させる-死への恐れを乗り越えるために知っておきたいこと - 2024年11月13日
- 「夫婦関係」をより豊かに!つながりを深める3つのステップ - 2024年10月16日
- 人生の後半をよりよく生きるために|「中年の危機」を克服するブッダの意外な明答 - 2024年9月18日