信頼関係を築くには?根本的に大切なたった一つのこと
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
人と接する上で大切なことはいろいろありますが、中でも大切なのは信頼を築くことではないでしょうか。
信頼がなければ相手と長く付き合っていくこともできません。
では、信頼を築くにはどうすればいいのでしょうか。
信頼は「与える」ことから始まる
有名な『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)という本の中に、「信頼残高」という話があります。
相手との信頼関係を、銀行の預金残高にたとえられたものです。
銀行口座であれば、お金を預ければ預金残高が増え、引き出せば減っていきます。
同じように、信頼も預け入れと引き出しの関係にあるのです。
信頼でいう預け入れとは、相手のために何かをすること、つまり「与えること」です。
引き出しとは、相手から何かしてもらう、つまり「与えてもらうこと」といえるでしょう。
残高がなければ基本的に引き出せませんから、まず相手に与える必要があります。
与えるということは、モノやお金に限りません。
気遣いや笑顔などの無形のものを「与える」こともできます。
自分から相手のために動くことで、信頼は少しずつ積み重ねられていくのです。
信頼を築くのに一番大切なこと
『7つの習慣』の中には、預け入れをする時に大切な6つの行いについて書かれています。
その中でも私が特に実行したいと思うのが、約束を守ることです。
仏教でも、言うこととやることを一致させるという意味の「持戒(じかい)」が勧められています。
言行一致しているか、すなわち約束を守れるかどうかは、信頼関係を築けるかどうかに大きく関わることです。
毎回、約束した時間にあらわれず、遅れるという連絡もない。
「必ずやる」と言っておきながら、期限になっても書類を提出しない。
いつも大きなことばかり言っているが、実現したためしがない。
どんなに口が達者でも、言ったとおりに行わない人は、次第に相手にされなくなってしまいます。
約束が守れない理由
約束を守るのが大事なことはみんな知っています。
しかし、実行するのは難しいようです。
お釈迦さまは、「自分さえよければいい」という心を我利我利(がりがり)と教えられています。
誰しもこの心があるから、なかなか約束を守れないのです。
ちょっとくらい遅れるだけなら、相手も待ってくれるだろう。
今週は忙しかったんだから、書類の期限が間に合わないのも仕方ない。
言うだけはタダ。どうせ誰も本気にしてないよ。
これらはすべて自分の都合を優先している心でしょう。
自分を優先していたら、約束は守れないのです。
相手のことを考える心が信頼を作る
ちょっとした約束だから、破っても文句は言われないはず。
この約束よりも、こっちの約束の方が重要だ。
小さな約束を軽く見たり、約束の内容で優劣をつけてしまう心はないでしょうか。
自分はそれでよくても、その向こうには、実行してくれると信じて待っていた相手がいます。
もし、少しでも相手の気持ちを考えることができたら、本当に破ってもいいだろうかと思いとどまるのではないでしょうか。
約束を守ることは、相手を思いやって初めてできること。
そうして約束を守っていくままが、信頼につながっていくのだと思います。
まとめ
人との信頼関係は、まず自分から与えることで築かれていきます。
与えるという行動にはいろいろありますが、中でも信頼関係を築くのに大切なのは、約束を守ることでしょう。
私たちには誰しも、自分を優先したい心があります。
だからこそ、自分の都合しか考えていなかったら、約束を簡単に破ってしまうのです。
約束を守るということの根底には、相手を思いやる心があるのではないでしょうか。
その心が信頼関係を築いていくはずです。
わか
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