スティーブ・ジョブズ「点と点をつなぐ」から考える経験の大切さ

2023年4月19日

「いまの経験が何の役に立つのか」

「こんなことしても無意味なんじゃ…」

目の前のことに頑張る意欲を無くしているときに、支えになる言葉が「点と点をつなぐ」です。

「点と点をつなぐ」とは、Appleの創業者スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチに出てくる言葉です。

学生時代に英文を訳す授業で題材になり、そのときに出た「点と点をつなぐ」という話に人生の本質を感じました。

Macといえば、シンプルで美しいデザインという印象。

その誕生理由をジョブズは、大学時代に学んだカリグラフィ（書体）の授業にあると言います。

将来の仕事に役立つかは分からないけれども、好奇心と直感で専攻することにしたのです。

文字同士の隙間のあけ方や、文字を美しく見せる方法を学び、この経験が美しいフォントを持つ世界初のコンピューター誕生へと繋がったのです。

スピーチで次のように語っています。

将来を見据えて、点と点を繋げることはできません。
できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。
だから、今やっている点と点が将来つながって実を結ぶと信じるしかない。

無駄になる経験は無いから、目の前のことに全力で取り組もうというメッセージと受け取りました。

今の自分は過去の自分の経験の積み重ねです。

そして未来の自分は今の自分の経験を積み重ねて作られていきます。

過去は変えられませんが、未来は変えていくことができます。

幸せな未来を手に入れたかったら、いま一生懸命に努力することが大切なのですね。

また、経験値の大切さも言えるかと思います。

「点と点は後からつなぎ合わせる」とあるのは、いま目の前にある壁を越えることで視野が広がり、一見バラバラの点と点を線につなげることができると味わいました。

山登りは上へ登るほど見える景色が広がるように、経験値が上がることで、新しい世界が見えるようになります。

ジョブズの場合はMacの開発でした。

新しいアイデアを生み出すだけでなく、相手の立場に立つことや、センスを磨くなど、いろいろな場面で経験が生かされます。

一つ一つの経験を大切に積み重ねていきたいと思います。

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