失敗して止まる人・成長する人の違い|失敗を恐れず挑戦する大切さ
失敗して止まる人・成長する人の違いはどこにあるのでしょうか?
それを知る質問を用意しました。
自分が失敗したとき、あるいは周りの人が失敗したとき、AとBどちらに共感しますか?
A ・恥ずかしい ・だから駄目なんだよな ・失敗するならもうやりたくない | B ・新しいことに挑戦した証拠だ ・なぜ失敗したのだろう? ・こういう部分が失敗の原因かもしれない |
Aは失敗を否定的に捉え、Bは失敗を肯定的に見ています。
成長する人の考え方は、失敗を肯定的に捉えているBの方です。
A・Bそれぞれの考え方を詳しく見ていきましょう。
失敗して止まる人の考え方
失敗したときそこで止まる人は「失敗したのは仕方がない」と断念し、原因を追究しません。
・自分は大雑把な性格だから、間違えるのは仕方ない
・朝こんな事情があったから遅刻したのは仕方ない
・忙しかったからミスをしても仕方ない
など、理由をつけて失敗を正当化し、なぜその失敗が起きたかの原因に目を向けません。
失敗して成長する人の考え方
失敗して成長する人は、失敗の原因に目を向けて、改善する努力をしています。
・大雑把だからこそ、調味料は計測して味付けしよう。
・朝遅刻したのは、時間が無いのに急いでゴミをまとめたからだ。これからは前日の夜にゴミをまとめておこう。
・忙しいからこそ、段取りを考えて期限の一日前に仕事を終わらせておこう。
というように、失敗の原因を掘り下げ、改善策を立てて、実行するよう努めています。
失敗は学びの宝庫
成長とは、いろいろな側面があります。
・出来ていなかったことが出来るようになる
・過去の自分より多面的に物事を考えられるようになる
・人格が磨かれる
これら成長するために欠かせないのは挑戦することです。
できてないことに挑戦するのですから、始めから上手くいくとは限りません。
むしろ失敗はつきものでしょう。
失敗に直面したときこそ、学びの宝庫です。
その場、その場で失敗の原因は異なりますが、その原因を追究して、改善していくと、自分のなかにオリジナルの学びが蓄積されていきます。
そして、その積み重ねからより視座の高い判断ができるようになっていくのです。
判断力に優れた人がいますが、そういう人は沢山失敗して経験を積んできた人ということでしょう。
読書や先輩の話を聞くのも学びになりますが、それ以上に記憶に残るのは実地に経験したことです。
企業でも成長している所は、挑戦を大切にしています。
トップが失敗に寛容で、挑戦する機会を社員に多く提供しているのです。
成長する人が大切にしている2つのこと
成長する人が大切にしているのは「反省」と「努力」です。
これはビジネス書にもよく出てきますが、実は2500年前から言われていることです。
仏教で勧められる6つの善い行いの中に「禅定」と「精進」があります。
平たく言うと
禅定とは、反省のこと。
精進とは、努力のことです。
自分の行いを振り返り、何がいけなかったのか、次はどうすれば良いのかと反省する。
そして、同じ失敗をしないよう、次はもっと良い結果が出るよう努力していくのです。
2500年以上前から、人が成長する仕組みは一貫しているのですね。
失敗を恐れるのではなく、失敗したときにいかに向上するチャンスに変えるか。
この心がけが大切なのですね。
九条えみ
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