何事も当たり前と思う人は損してる|幸せになれる人の思考法とは


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

ガス会社に勤める友人から聞いた話です。

先日、あるアパートに住んでいた人が退去するため、友人は最後のガスの点検に行く日を確認しました。
お客さんからは「朝の7時半に来てくれ」と言われたそうです。

アパートは自宅から1時間以上離れた場所だったため、友人は朝早く起きて向かいました。
ところが、約束の時間になってもその人は来なかったそうです。

電話すると、特に悪びれることもなく「予定が変わったので、別の日にしてほしい」と言われたのだとか。
友人は、朝早く行った意味は何だったのか、と嘆いていました。

今回は、人と接するときに大事なことは何かを考えてみたいと思います。

無理な要望の根底にあるもの

SNSなどを見ると、「お客さんから無理な要望をされた」という投稿をしている人をしばしば見かけます。
できないと答えると、腹を立てられ、ひどい言葉を言われることもあるようです。
お客さんとしては、「店側は客の要望を聞いてくれて当たり前」という意識があるのかもしれません。

この「当たり前」はけっこう厄介です。
どこに「当たり前」の基準を置くかは人によって違います。
しかし、自分の中ではできて当然と思っていますから、できない人がおかしいように思えてしまうのです。

それで、「どうしてできないんだ!」と腹が立ってくるのでしょう。
結果、無理な要望や横柄な態度をとって、相手を攻撃してしまうのではないでしょうか。

「当たり前」に感謝は出てこない

「当たり前」の反対の言葉は「ありがとう」です。
これは決して当たり前ではないなと思うからこそ、自然と相手に感謝できるのです。
当たり前と思っていたら、感謝どころか怒りや不満しか起きてきません。

人への接し方は、当たり前の付け所をどこに持ってくるかで大きく変わります。
「自分がさせてもらって当たり前。してもらって当たり前なことは一つもない」と教えていただいたことがありました。

親だから仕送りをしてくれて当たり前。
仕事だから文句を言わずにやるのが当たり前。
そんなふうに思っていたら、決して感謝はできません。

本当に当たり前だろうか、といま一度考えてみたいものです。

感謝できる人は幸せな人

「この世で最も不幸な人は、感謝の心のない人である」と言われます。

ある配達員の人が、次のような投稿をしていました。

荷物を届けに行くと、中から車いすの人が出てきて、お菓子とジュースを渡してくれた。
『私は外に出歩くのが難しいので、いつも本当に助かっています。これはほんの気持ちです』
この仕事をしていて一番うれしい言葉だった。

「仕事だから届けてくれて当たり前」ではなく、「届けてくれる人がいるから私はとても助かっている」と感謝を伝えられる。
相手を喜ばせ、喜んだ相手は、またこの人の力になりたいと思うでしょう。

逆に、せっかく届けても文句を言われたり、ぶっきらぼうな対応を取られたらどうでしょうか。
この人のところには届けたくないと思わせ、きっと対応も悪くなっていくでしょう。

ありがたいと思うか、当たり前と思うかで、結果は大きく変わってしまうのです。

まとめ

私たちは、何かしてもらうことに対して「当たり前」と思っている場合があります。
当たり前だと思っていると、決して感謝の心は起きてきません。

してもらったことに「ありがたい」と思えるか、「当たり前」で流してしまうか。
それによって相手の印象も変わりますから、受ける結果には大きな差ができます。

感謝の心を忘れず、お互いに気分よく過ごしたいですね。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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