イライラせずに人間関係を切り抜けるには?相手をあきらかに見ると対策が見える
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
友人が「自分の部下は仕事に取り掛かるのが遅い」と嘆いていました。
書類の作成を依頼し、1週間後に確認してみたら、まだ取り掛かってもいなかったそうです。
そんなことが何度もあり、そのたびにイライラしているのだとか。
日常の中で、人間関係にイライラを抱えている人は多いかもしれません。
しかし、イライラすると自分も辛いし、その場の空気も悪くなってしまいます。
イライラせずに人間関係を切り抜けるにはどうしたらよいのでしょうか。
相手を自分に合わせようとしていませんか?
人間関係にイライラするとき、どのような心が動いているでしょうか。
自分自身を振り返ると、「なんでまだやってないの?」「なんでこんなことするの?」という心があるように思います。
これらの心は、「やるのが当たり前」「しないのが当たり前」という心理から出てきているのではないでしょうか。
冒頭の友人の例で言えば、友人は「依頼されたらすぐに取り掛かって当たり前」と思っているのです。
イライラは、自分の中で「当たり前」と思っていることと違うことをする人を責める気持ちから出てきているのでしょう。
それは相手を自分に合わせようとしている、とも言えるかもしれません。
自分と相手の「当たり前」は違う
当たり前、というのは「皆がそうあって当然」ということでしょう。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
仏教では、私たちは各人が一人ひとりの行いが作り出した世界に住んでいると教えられています。
行いは一人ひとり違うので、それによって作り出される世界もまた違います。
だからこそ、同じ時に同じものを見ていても違うことを考え、違うものを想像しているのです。
国によっても、県によっても、家によっても常識が違って驚くことがあります。
そのように、自分が当たり前だと思っていることも、他の誰かにとっては当たり前ではないのです。
生きてきた環境が違うのですから、違って当然というところが本当なのでしょう。
まずはあきらかに見ることが大事
学生時代、同級生の言動にイライラした私は、友人に不満をこぼしたことがありました。
私は友人が一緒に怒ってくれるものだと思っていたのですが、違ったのです。
友人から返ってきたのは「まあ、あの人はそういう人だしねえ」というのんびりした言葉でした。
「あの同級生の言動にはみんな怒るはずだ」と思っていた私は、友人の言葉に毒気を抜かれた思いがしたのをよく覚えています。
その時、「友人にとってはこれは怒るようなことじゃないのか」という違いを理解したのでした。
いいか悪いかは別として、事実を事実として受け止めることは大切です。
「自分とは違うけど、この人はこういう価値観を持った人なんだ」という事実をあきらかに見れば、イライラはおさまってくるかもしれません。
上手くいく方法は必ずある
そういう性格だとあきらかに見る、というのは、仕方ないよねと諦めるのとは違います。
冒頭の例で考えてみましょう。
まず、友人の部下は仕事に取り掛かるのが遅いという事実があります。
友人はそれに対してイライラしているわけですが、どんなにイライラしても部下の仕事が早くなるわけではありません。
仕事に早く取り掛かるようになってほしいと思っても、簡単に変えられるものでもないでしょう。
その部下の人は、おそらくのんびりした性格なのでしょう。
まずはその性格をあきらかに見ることが大事です。
そのうえで、こういう部下に仕事に早めに取り掛かってもらうにはどうするかという対策を考えるのです。
最初に書類の作成を依頼した時に、ハッキリ期限を決めて伝えておくとか。
進行状況をその都度確認するとか。
それぞれの性格・性質を受け止めて、それに合わせた対策を考えれば、うまくいく方法は必ずあるのです。
まとめ
自分の価値観に合わないことをされたとき、イライラしてしまうことはあるもの。
そのイライラの根底には、「皆がそうあって当然」という心が隠れています。
しかし、相手が思う「当たり前」と自分の「当たり前」は往々にして違いがあるのです。
大事なのは、その違いをあきらかに見て、その人の性質を受け止めていくことでしょう。
そうすれば、お互いに合ったやり方が必ず見つかるはずです。
わか
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