何をやってもむなしいのはなぜ?むなしさが解消されない根本的な理由
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
SNSを見ていると、活動的な人が楽しそうな写真をアップしているのを見かけます。
そういう様子を見ると、楽しそうでいいなあと羨ましい気持ちになりますね。
私の知人でも、顔が広くて周りの人から慕われている人がいます。
さまざまな活動に加わり、毎日が充実しているように見えますが、「何をやってもむなしい感じがする」と話していたことがありました。
見た目だけではわからないものだなあと意外に思ったものです。
そういったむなしい気持ちはいったいなぜ起きるのでしょうか?
むなしさは予定を入れても解消されない
なんとなくむなしいな、と感じる時、暇だからそんな風に思うのだろうと考えます。
それで、とにかく楽しいことをしようと予定を詰め込むのです。
ところが、楽しい予定を入れれば入れるほど、むなしさが際立つことがあります。
それはちょうど、盛大に打ちあがった花火が終わってしまった後の静寂のようなものでしょう。
楽しかったからこそ、それが終わってしまうことの寂しさ、むなしさは何とも言えないものがあるのです。
ですから、予定を詰め込んだからといってむなしさが解消するわけではないのでしょう。
なぜむなしさは解消されないのか
私たちは、常日頃様々なものを求めています。
お金や、他人からの評価、仕事での成功、家族や友人、車や家。
それらを手に入れられれば幸せになれると思っている人も多いでしょう。
ところが実際に手に入れてみると、満たされない心があることに気づくのです。
それで、また別のものを求めて努力するのですが、やっぱりどこかむなしい。
お釈迦さまはこれを、有っても無くても心が満たされないことは同じであると「有無同然(うむどうぜん)」と説かれています。
むなしさが解消されるかどうかは、ものの有る無し、予定が充実しているかどうかにはよらないのです。
むなしさの正体とは
病気を治すときには、その原因を正しく見極める必要があります。
そうでなければ、治療方法もわかりません。
同じように、むなしさの原因を正しく知らなければ、むなしさを解消することはできないのです。
私たちが感じるむなしさにはいくつかの種類があります。
単に暇だからむなしいと感じることもあるでしょうし、上記のように楽しい予定が終わってしまったときに感じるむなしさもあるでしょう。
しかし、私たちが感じるむなしさには、もっと根っこが深いものもあります。
すべての人の心の中には、「何のために生まれてきたのかわからない」という暗い心が横たわっていると言われるのです。
何をしてもむなしいのは、その暗い心が原因だと仏教では教えられています。
むなしさを根本的に解消する方法
「何のために生まれてきたのか、生きているのか」という暗い心を解消するには、生きる意味を知る必要があります。
その私たちの生きる意味を教えられたのがお釈迦様なのです。
お釈迦さまは次のように言われています。
「人身受け難し、今すでに受く」
(生まれ難い人間に生まれてよかった!)
人間として生まれたことを心から喜べる幸せの身になることこそ、生きる意味だと教えられるのです。
まとめ
私たちはむなしさを解消するために様々な予定を入れたり、求めるものを手に入れようと頑張っています。
しかし、そのようにしてもむなしい気持ちは解消されないことが多いのではないでしょうか。
仏教では、私たちの心の中には生きる意味がわからない暗い心があると教えられます。
暗い心を解消するには、生きる意味を知ることが大事です。
仏教には私たちが生まれてよかったと心から喜べる幸せが説かれています。
こちらの記事で詳しく解説しています。
わか
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