【イソップ物語】「もうダメだ」と思った時に大事な考え方
こころ寄り添う研究家の九条えみです。
今年のゴールデンウイークはコロナの影響でどこにも自由に行けませんでした。
こんなゴールデンウイークは生まれて初めてです。
2020年の幕開けには想像もしなかったことが、次々と起きています。
大きすぎる問題に「何もやる気が起きない」とアキラメル気持ちが起きてもおかしくないと思いますが、そんな中でも前向きな気持ちを保つ考え方をご紹介したいと思います。
ご紹介するのは、当社でお届けしている『月刊なぜ生きる』で連載中の「イソップ物語」令和2年4月号です。
カラスは、喉が渇いていました。
水を探して飛んでいると、大きな瓶を見つけたのです。
「おや、あの中に水があるぞ」
早速、カラスは、瓶の口へ顔を入れましたが、くちばしが水まで届きません。
水は、瓶の半分くらいしか入っていないのです。
さて、どうするか。
カラスは、瓶を倒すことにしました。
あふれた水を飲む計画です。
まず、瓶に乗って上から揺さぶってみました。
しかし、引いても、押しても、びくともしません。
次に、力いっぱい
体当たりしてみました。
やっぱり、倒れません。
何をやっても、だめでした。
普通は、ここであきらめてしまいます。
しかし、カラスは、じっと考え続けました。そのうちに、いい案を思いついたのです。
カラスは、小石をくわえてきました。
そして、瓶の中へ入れたのです。
何度も繰り返しているうちに、石が入った分だけ、水面が、だんだん上がってくるではありませんか。
こうしてカラスは、目的を達成して、水を飲むことができたのでした。
日常生活の中で、「もうだめだ」「これ以上は無理」と思ってしまうことはないでしょうか。
あきらめると、目標を達成することも、問題を解決することもできなくなります。
どんなに困難で、厳しい状況の中であっても、
「なんとかしたい」
「解決方法はないだろうか」
と考え続けていると、名案が浮かんでくることがあります。
心を前向きにして、工夫していけば、結果を大きく変えることができるのです。
九条えみ
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