他人の意見に振り回されるのはもう嫌だ!|仏教には決して変わらない心が教えられている
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
同じチームで意見の衝突があった時、あなたならどうするでしょうか。
私の知人は、衝突が大きくなるのを避けるために相手を立てたのだそうです。
しかし、それを別の人から「君は主体性がないなあ」と言われてしまったのだとか。
意見を主張すれば、「協調性がない」と言われる。
相手に合わせると「主体性がない」と批判される。
じゃあ、どうすればいいんだ!と頭を抱えたくもなるでしょう。
人の意見に振り回されることに疲れたあなたへ、対処法を提案したいと思います。
コロコロ変わる人の言葉
他人から言われることがその都度変わる、というのは誰でも経験したことがあるでしょう。
人によって変わるのはもちろんのこと、同じ人でも日によって言うことが変わったりします。
なぜ、そうなってしまうのでしょうか。
➀人によって違う
人によって言うことが変わるのは、それぞれ違う価値観を持っているからです。
みんなそれぞれに育ってきた環境も異なるわけですから、同じものを見ても、それに対する感想が同じとは限りません。
また、同じ職場にいても、私との関係性は一人一人違います。
部下なのか、同期なのか、上司なのかによっても接し方は変わりますし、仲の良さも違うはずです。
そうなれば、私の行動に対する反応が人それぞれ変わるのも無理はないということでしょう。
➁時と場合によって違う
昨日は白と言っていたのに、今日になったら黒と言っている。
同じ人の意見がコロッと変わって戸惑ったことは、1度や2度ではありません。
それは特定の気まぐれな人だけのことかと言えば、そうでもないようです。
自分自身を振り返ってみても、昨日と今日で考えが変わっていたりすることもあります。
仏教では、人間の心を「機」と言います。
機械が外からの作用によって動き出すように、人の心もまた外からの働きかけでどうにでも変わってしまうからです。
テレビを見たとか、人と話をしたとか、ちょっとしたことにも影響を受けるのが人の心なのです。
そう考えると、昨日と今日で言っていることが違ってもなんらおかしくはないのでしょう。
他人の意見に主軸を置かなくていい
他人の意見に振り回されるということは、他人の意見に主軸を置いているということです。
周りの人とうまくやっていくためには、意見に重きを置くのも重要でしょう。
しかし、上記のように、人によっても、時と場合によっても変わるのが他人の意見です。
そこに主軸を置いてしまったら、振り回されるのは無理もありません。
自分も他人も一貫性がないものが心なのだと理解すれば、他人の意見が必ずしも正しいものではないとわかります。
参考程度に受け取って、あとは自分自身が判断すればいいのです。
何を言われても変わらない心とは?
しかしそうは言っても、批判されたり嫌味を言われたりすれば誰だって嫌な気持ちになるでしょう。
ブレずに自分の思いを貫きたいとは思いつつ、他人の意見に左右されてしまうのが私たちです。
仏教では、誰から何を言われようと決して変わらない幸せがあると教えられています。
この幸せを「金剛心(こんごうしん)」とも言われます。
『後世物語聞書』という仏教の本には次のように書かれています。
「いかなる人来たりて言い妨ぐとも、少しも変わらざる心を金剛心という」
金剛とはダイヤモンドのことです。
ダイヤモンドといえば、固いものの代名詞。
固いということは、決して形が変わらないということです。
ですから、金剛心は、誰から何を言われても、決して揺らがず変わらない心のことを言われるのです。
その金剛心について教えられたのが、お釈迦さまが説かれた仏教です。
まとめ
私たちは他人の意見に振り回されることがありますが、他人の意見は変わりやすいものです。
人によっても、時と場合によってもコロコロ変わります。
大事なのは、他人の意見に主軸を置くのではなく、あくまでも自分で物事を判断することです。
他人の意見は参考程度に受け取るようにしましょう。
また、何を言われても揺らがない心を金剛心と言われます。
この心について教えられているのが仏教なので、知りたい方は学んでみるのもいいかもしれません。
▼こちらの記事もおすすめです
わか
最新記事 by わか (全て見る)
- 聞く耳持たない人にはどう話す?伝えるためのポイント3選 - 2024年4月24日
- 価値観の違いをどう乗り越える?一番重要なのは同じ方向を進む同志であること - 2024年4月3日
- 説明がうまい人の共通点とは?ポイントは、相手をよく理解すること - 2024年3月13日