勘違いで損をしていませんか?|勘違いを防ぐために心がけるべき三箇条
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
何か人間関係でトラブルが起きるとき、勘違いが原因だったということがあります。
約束の時間や場所を間違えた。
担当者が自分になっていると思わず、資料を準備していなかった。
違う商品を送ってしまい、お客様を怒らせてしまった。
自分としては、しっかり理解しているつもりでも、実は勘違いしていた、ということはよくあるものです。
悪気はなくても、同じことが続けば人間関係をこじらせてしまうことにもつながります。
今回は、勘違いで人間関係を損ねないための心がけについて書いていきたいと思います。
勘違いで自分も他人も損する
勘違いというのは、悪気があってするものではありません。
うっかりそう思い込んでいた、というものですから、ちょっとした間違いなら笑って許されるでしょう。
しかし、自分が勘違いしたことにより、相手は少なからず迷惑を被っているのです。
1度なら許されても、2度3度としていれば必ず信用を失います。
信用できない人には仕事も任せられませんし、遊びのお誘いも来なくなってしまうかもしれません。
相手にとっても自分にとっても損なことですから、極力勘違いは避けたいのです。
勘違いを防ぐために心がけるべき三箇条
では、勘違いを防ぐためにはどんなことに心がけたらよいでしょうか。
3つの気を付けるべき点があります。
➀人の話を最後まで聞く
勘違いが起きる原因の一つには、話をしっかり聞いていないことが挙げられると思います。
相手はちゃんと言っていたのに、話半分で聞き逃してしまっているのです。
もしくは、早合点して最後まで聞いていないこともあるのではないでしょうか。
次のような話があります。
中秋の名月、四、五人の町の俳人たちが、発句の会を開いていた。
そこへ一人の旅人が通りかかったので、
“これこれ旅の衆、今宵は名月、月見の題で発句の会を開いているんだが、そなたも一句詠んでみなさらんか”
と呼びかける。
快く応じて旅の男は、
“三日月の”と上の五文字を書くと、
“これこれ旅の人、今宵はあの通り中秋の満月ですぞ。三日月とは寝とぼけていられるのではござらんか”
と、腹を抱えて一同が笑う。
だが次に、男が黙ってしたためた、
“頃より待ちし、今宵かな”の名句に一同あっと驚く。
最後に小さく芭蕉と書き入れたのを見てみんな深く恥じ入り、心から前非を謝したという。
(『光に向かって心地よい果実』(1万年堂出版)より)
話を最後までしっかり聞かなければ、話の本末はわからないんですよね。
➁言葉を省略しない
勘違いが起きるもう一つの原因は、お互いに「これくらいわかるだろう」と思って言葉を省略していることです。
みんな、言葉を自分の都合のいいように聞いているものです。
だから、言葉は同じでも、解釈が違ったりすることがあります。
たとえば、「待ち合わせは8時ね」と約束した場合、どうなるでしょうか。
私は朝の8時と思っている一方、相手は夜の8時と思っているかもしれません。
結果、「なんで来なかったの?」「8時って言ったら夜に決まってるでしょ!」とケンカになるのです。
言葉を省略すると、勘違いが生じやすくなります。
待ち合わせ場所にしても、お店にするのであれば、どこにあるお店かまでしっかり言葉にしたほうがよいでしょう。
③必ず確認・復唱する
勘違いを未然に防ぐためには、話がまとまった時に必ず確認・復唱をするのがいいと思います。
最後に確認をしておけば、勘違いしていても気づくことができるからです。
たとえば、上司から明日の会合で使う資料の作成を頼まれたとします。
上司としては、今日中に目を通して、でき上がった状態にしておきたい。
しかし部下は、明日使うんだから会合までに仕上げればいいと考えていたらどうなるでしょうか。
上司から、「何でまだできてないんだ!」と怒られるのは目に見えています。
このとき、話の終わりに「では、資料を明日の会合までに用意します」とやるべきことを復唱したら、上司から訂正が入るでしょう。
そうすれば、勘違いを未然に防ぐことができるのです。
まとめ
誰にでも勘違いをしてしまうことはあります。
しかし、その勘違いは心がけ次第で防ぐことができます。
・人の話を最後まで聞く
・言葉を省略しない
・必ず確認・復唱する
勘違いを未然に防いで、人間関係を潤滑にしていきたいですね。
わか
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