他人の悪口を言うと不幸になる3つの原因|悪口から抜け出す考え方
こころ寄り添う研究家の九条えみです。
「他人の悪口を言う人は、自分に呪いをかけているようなもの。
悪口を言うと、どんどん自分が苦しくなる」と言っていた人がいます。
「あの人のせいで」「こんな境遇にあるから」と周りの人や環境のせいにして自分を納得させたくなる心が起きてきます。でも、悪口ばかり言っても幸せにはならないと言われます。
目次
他人の悪口を言うと不幸になる原因1―人が離れていく
悪口を言いふらすと、聞いている方はどういう気持ちになるでしょうか。
「あの人の側にいると、自分の色々な所を見つけて悪口を言われそう。
あの人に近づくと怖いから、近寄らないでおこう。」
と、一人また一人と自分から離れてしまいます。
友だちと思っていた人も次第に離れていくかもしれません。
そうなれば周りを信じられなくなり、どんどん孤独になっていきます。
他人の悪口を言うと不幸になる原因2―自分の行動が制限される
その人がいない所で「あの人こんなことしてたよ、おかしいよね!」とダメ出しすることがあります。
相手の事情をよく知らないで、ちょっと変わったことをしている人があれば、ダメ出しするのです。
しかし、他人にダメ出しすると、自分の行動にもダメ出しが多くなります。
「こんな風では他人から笑われるんじゃないか?」
「もっとこうしなくちゃいけないのでは?」と自分の行動が制限されていきます。
たとえば、他人の子どもがこんな変な行動をしていたと、その人がいない場所で言うとします。
それは自分の子どもは絶対にそんなことをしないという自負があるからできることです。
ダメ出しが多い人は、しつけが悪いと他のママたちから見られるのでは、とビクビクするようになっていくのではないでしょうか。
他人の悪口を言うと不幸になる原因3―負のスパイラルにおちいる
他人が原因で自分が苦しんでいるという心では幸せから遠ざかるといわれます。
ちょうど「縄をうらむ泥棒」という言葉があります。
これは「縄にしばられ自分が苦しんでいるのは、オレをしばるこの縄が悪いんだ」と恨んでいる泥棒の愚かさを意味しています。
縄がどれだけあっても、縄でしばられるような悪い行いをしなければ、縄にしばられることはありません。
しばられて苦しんでいる本当の原因は、泥棒自身の悪い行いにあるのに、お門違いなところに原因を見つけて恨んでいるのですから愚かということです。
これでは原因を改める気持ちが起きませんから、また同じ失敗を繰り返して苦しむことになります。
悪口から脱して幸せになるには
幸せ・不幸せという結果はどのように決まるのでしょうか。
お釈迦さまは、自分にやってくる結果の原因は「自分の行い」にあると一貫して教えられました。
だから自分の行いを変えていくことで、運命は変わると説きます。
悪口ばかり言う心からは、自分の行いを反省する気持ちは起きません。
自分の行いを反省して、行いを変えていけば、必ず結果は変わっていくと言われています。
愚痴を言っても幸せにはならないことを愚痴を言うのは逆効果|嫌いな人への恨みを晴らすたった一つの方法で詳しく書いています。
また、他人の悪口を聞かされた場合は、どのように対処するのが良いのでしょうか。
他人の悪口を言う人にはどう対処するのが正解?3つのおすすめ対処法
九条えみ
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