家族関係がうまくいかないのはなぜ?|忘れてはいけないたった一つのこと
いつもお読みいただきありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
先日、ある60代の女性から次のような話を聞きました。
その女性には、毎月読むのを楽しみにしている雑誌がありました。
ところが、息子の嫁が家に来た時に本を見つけ、大変怒ったそうです。
自分の年金で購入しているものだからいいでしょと話したところ、「本を買うお金があるなら孫に使ってよ」と言われたのだとか。
息子さんも自分の味方はしてくれないようでした。
一生懸命働いて、子どもたちを育ててきたのに、なぜそんなことを言われなければならないのだろう。
感謝とはかけ離れたその姿に、とても悲しい気持ちになったと話しておられました。
お話を伺って、自分自身は恩をあだで返すようなことをしていないかなと反省させられました。
子どもの立場から、人間関係の上で忘れてはならない心がけを考えてみたいと思います。
してもらったことは忘れがち
私たちは、自分が相手にしてあげたことはよく覚えています。
しかし、逆に自分が相手からしてもらったことはすぐに忘れてしまいます。
もし自分が物をあげた時に感謝の一言も無かったら怒るでしょう。
しかし、逆の立場の時に自分自身がそれをやってしまっているのです。
それは、してもらうことが当たり前になっているからではないでしょうか。
本当は当たり前ではないのに、当たり前だと感じているから流してしまうのです。
当たり前と感謝の関係
当たり前の反対の言葉は何かご存知でしょうか。
当たり前の反対は「ありがとう」なのです。
「ありがとう」という感謝の言葉の語源は「有難し」です。
有ることが難しい、だからそんな有難いことをしてくれたことに感謝の気持ちが出てくるのです。
ですから、命を救われたとか、豪華な食事をごちそうしてもらえばそれはとてもありがたいこと。
そこに感謝の気持ちが起きてくるのは当然のことでしょう。
ところが、家族に対しては、親が子どもを養うのは当たり前、夫は家計を支えて当たり前、妻は家事をして当たり前と思ってはいないでしょうか。
そうすると、恩を感じるどころかしてくれないことに対して文句が出てくるのです。
家族に対して忘れてはいけないこと
現代社会では、親が子どもを虐待して死なせてしまう事件を多く耳にするようになりました。
親に育ててもらえなかったら、子どもは生きていけないのです。
それは、当たり前のことだと思っていましたが、痛ましい事件を耳にするたび、決して当たり前ではないことが知らされます。
衣食住に不自由することなく、学校に通わせてもらって、大人になれたのは親があればこそではないでしょうか。
それは大変幸せなこと、有難いことです。
親の立場から言えば、子どもを育てるのは当たり前と言われるかもしれません。
しかし、子どもの立場から言えば、育ててもらえることは決して当たり前のことではないのです。
「施した恩は思ってはならない
受けた恩は忘れてはならない」
家族に対して忘れてはならないのは、日頃から受けている恩ということなのでしょう。
まとめ
家族関係がうまくいかないという声を聞くことがあります。
それは、私たちがしてもらったことを当たり前だと受け取っているからかもしれません。
あなたが普段してもらっていることは本当に当たり前なのでしょうか?
家族に対して決して忘れてはならないのは、日頃から受けている恩のことなのです。
それを忘れなければ、感謝の言葉も出て、自然と家族関係もよくなっていくでしょう。
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