一生幸せになれない?|そんな時に幸福感を高めるシンプルな方法

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こんにちは。伝わる技術研究家のみさきです。

人生にはいくつもの苦しみが一度に押し寄せ、「このまま私は、一生幸せになれないのではないか…」と、生きるのがつらくなる時があります。
今回はそんなときに、幸福感を高めるとてもシンプルな方法についてお話いたします。

「一生幸せになれない」と苦しんでいる時の思考の罠

苦しみがさらなる苦しみを生むことがよくあります。
そんなとき私達は「ツキがない」「運勢が悪い」「流れが良くない」などといいますが、苦しいときに、さらに苦しいことが起きるのは、実は原因があります。

それは人は苦しいときに、4つの思考の罠にはまってしまうからです。
4つの思考の罠を一つ一つ見ていきましょう。

思考の罠1:イライラする

苦しい時には冷静でいることができません。
イライラした感情を近くの人にぶつけてしまい、人間関係で失敗しやすいです。

思考の罠2:思考停止状態が続く

苦しいときには早く楽になりたいと焦ってしまい、真っ当な判断ができなくなります。

思考の罠3:依存症に陥る

ストレスが溜まりすぎると、現実逃避をしたい気持ちが大きくなり、ギャンブルやアルコール、買い物依存症に陥りやすくなります。

思考の罠4:他人のせいにする

「私がこんなに苦しいのは、あいつのせいだ」「私が幸せになれないのは親のせいだ」「夫(妻)のせいだ」と言いたくなります。

「一生幸せになれない」と思う苦しみの元

苦しんでいる状態が悪化していくのは、運勢でもツキでもなく、思考の罠にどんどんはまっていくからなのです。

これを仏教では「惑業苦」(わくごっく)と教えられています。

「惑」とは、迷った心のこと。
私たちを煩わせ、悩ませる心のことで、煩悩ともいいます。

「業」とは、悪い行いのこと

「苦」とは、苦しみのことです。

「惑」が「業」を作り、「苦」に陥る。
「惑」→「業」→「苦」→「惑」→「業」→「苦」・・・
この「惑業苦」のスパイラルが「私は、一生幸せになれないのでは」と思わせるのです。

ー・-・ー・-・ー・-・

付き合っていた恋人と最近別れた、39歳の女性。
転職したばかりの職場は人手不足で週休2日が取れず、毎日パソコンに向き合う仕事で、偏頭痛が治らない日々。
わずかな休日は、入院をしている親の看病へ行くので、出会いもない。
このまま一生幸せになんかなれないのでは、と憂鬱になっていました。

彼女は高級品でも身に付けて心を落ち着かせようとし、高価なネックレスを買いましたが、それだけでは気が晴れず、クレジットカードで次々とブランドのバッグや洋服まで買うようになっていきました。
これは買い物、高級品依存症です。

また、親の顔を見ると「私が幸せになれないのは、親のせいではないか」と腹を立ててしまうのでした。

ー・-・ー・-・ー・-・

「惑」の心が、高級品依存症・親のせいにするという「業」を生み出し、ますます心が「苦」しくなる事例です。

「一生幸せになれない」と苦しい時に幸福感を高めるシンプルな方法

では苦しいときに「惑業苦」(わくごっく)に陥らないためには、どうしたらいいのでしょう。

一番大事なのは、苦しみの原因を見極めることです。
苦しみを直視するのは辛いように思う人もあるかもしれませんが、実は原因が分かったら、それだけで心は相当軽くなります。

そして原因を一つ一つ取り除いていけば、「一生幸せになれない」という不安は小さくなり、苦しみを乗り越えられる心へと、強くなっていきます。

苦しみの原因が分からずにうのですから、その原因を断てば悪い(行い)を生み出さなくなり、しみは解消されるのです。

もちろん苦しみの原因を見つめるのは簡単なことではありません。
たいてい人は幸せなときは「自分のあの行いが良かった」と、幸せになった原因を誇らしげに思いますが、苦しいときには自分に原因があるとはなかなか認められず、一時逃避してしまうのです。

その逃げる心を思いとどまって、苦しい結果には必ず原因があると自覚し、自分の何が原因なのか見つめ、一つ一つ対処していくと思わぬ道が開けていくものです。

「原因と結果の法則」を知ると、幸福への道はどんどん広がっていきます。
「原因と結果の法則」を味方にして、幸福感をアップしていきましょう。

幸せの花ひらく「因果の法則」を身につける

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みさき

はじめまして、みさきです。 チューリップ企画で「動画で学べる仏教」を制作しています。 10年間、旅のプランニングの仕事を通して、幅広く多くの方々とお話してきました。旅には各々の想いがあり、じっくりとお話をしながら旅のお手伝いをしていきます。人と関わる中で人間関係で悩んでいる人が多いことを知りました。 8年前に仏教とご縁があり、人間の心についてずば抜けた洞察の深さに感動して、今の仕事に至っています。日常の悩みについて仏教ではどう教えられているかを発信してゆきたいと思います。
心が穏やかになった人へ
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