いつまでもイライラしていませんか?|イライラ解消に大事な3つの考え方
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
先日スーパーに立ち寄ったとき、休みの日だったからかとても混んでいました。
駐車場もいっぱいで、空いているスペースを探しているような車が何台もありました。
そんな中、今まさに出ようとしている車があり、そこに入ろうと待っている人がいたのですが、車が出たと同時に別の方向から車がやってきて、あっという間に空いたスペースに入ってしまったのです。
待っていた人は、よほど腹に据えかねたと見えて、大きくクラクションを鳴らしていました。
ちょうどスーパーから去る時に見かけた光景だったので、その後どうなったのかは分かりません。
しかし、横入りされてしまった人は、きっとしばらくイライラしていただろうなあと想像しました。
私たちの日常には、そういうイライラが溢れているようです。
今回は、イライラを解消し、気分良く過ごすにはどうしたらよいのかを考えます。
いつまでもイライラしていませんか?
何かイライラすることがあったとき、人によって反応は様々です。
仏教を説かれたお釈迦さまは、イライラしたとき、3通りの人があると教えられています。
・水に書いた文字のような人
水に書いた文字は、形を残すことなく次の瞬間には消えていきます。
イライラすることがあっても、次の瞬間にはケロッと解消している人のことです。・砂に書いた文字のような人
砂に書いた文字はしばらく形を残していますが、時の流れと共に消えていきます。
しばらくはイライラしていても、時間が経てば解消し、穏やかになる人のことです。・岩に刻んだ文字のような人
岩に刻んだ文字は、時間が経ってもずっと残りますから、消えることがありません。
一度イライラすると、そのことがずっと心に残り、解消しない人のことです。
あなたはどのタイプでしょうか。
岩に刻んだ文字のように、いつまでもイライラが解消せず残っていると、心が落ち着かず、苦しむことになってしまいます。
できることなら水に書いた文字のように、すぐにイライラを解消して心を切り替えたいですよね。
イライラ解消に大事な3つの考え方
怒りの心は誰にでもあるものですので、イライラするのは仕方のないことです。
しかし、イライラすることで苦しむのは自分自身ですから、心を切り替えるに越したことはありません。
イライラしたとき、どういう考え方をしたらよいのか考えてみたいと思います。
①「当たり前」の視点を変える
イライラするのは、多くの場合、自分の思い通りにならないことが原因です。
駐車場に入りたいのに、入れなかった。
早く目的地に行きたいのに、渋滞の列に横から車が無理やり入ってきた。
仕事に集中したいのに、周りがガヤガヤしている。
自分の落ち度ならまだしも、他人の常識のない行動によって邪魔されていると思うと、イライラしてしまいます。
私たちは普段、思い通りになることを前提として考えているのではないでしょうか。
だからこそ、思い通りにならない現実にイライラしてしまうのです。
しかし、実際自分の思い通りになることの方が少ないように思います。
それなら、「思い通りになるのが当たり前」という考えを「思い通りにならないのが当たり前」と考えてみたらどうでしょうか。
思い通りにならないことが当たり前だと思えば、いちいちイライラすることもなくなります。
思い通りになればラッキー、と喜びも感じられるでしょう。
②「譲ってあげた」と考える
イライラするとき「相手が悪いのに、なんで私が妥協しなきゃいけないの」という思いがあります。
自分が我慢しなくてはいけないのが、泣き寝入りしたようで悔しいからです。
「場所を奪われた」「横入りされた」「邪魔された」と思うと、確かに嫌な気持ちになります。
そこを発想を変えて、「場所を譲ってあげた」「列に入れてあげた」「大目に見てあげた」と考えたらどうでしょう。
「奪われた」ではなく、「自分が先に譲ってあげた」と考えた方が、気分がよくなり、イライラも解消できます。
また実際、場所の奪い合いになりそうなときは自分から譲ってしまった方がイライラしなくてすむのです。
③他のところに視点を移す
私たちがイライラしてしまうのは、1つのことに執着してしまうからです。
冒頭の例で言えば、駐車場の1つの空きスペースに執着しているから、それがとられてしまったときにイライラしてしまいます。
しかし、混んでいるとは言っても、駐車場のスペースはそこだけではありません。
待っていれば他にも空く場所は出てくるでしょう。
相手の行動にイライラはするでしょうが、入られてしまったのなら仕方ないと他のところに視点を移すと、すぐにイライラは解消し、気持ちの切り替えができるはずです。
過ぎてしまったことに心や時間を使うより、これからどうするかにエネルギーを使った方が、よほど効率的です。
思い通りにいかない時は、どうすれば思い通りになるかという視点で考えてみたらいかがでしょうか。
まとめ
日常の中には、いろいろなイライラが発生しています。
しかし、イライラを相手にぶつけると、相手も気分がよくないし、自分自身もスッキリしない気持ちで過ごさなければなりません。
・「当たり前」の視点を変える
・「譲ってあげた」と考える
・他のところに視点を移す
これらのことに心がけていくと、イライラも解消し、プラスの方向にエネルギーを使うことができるのではないでしょうか。
人間関係でのイライラは悩みのタネですよね。
こちらの記事では、人間関係のイライラにきく発想の転換法を紹介しています。
水に書いた文字のような人になって、よりよい毎日を過ごしていきたいですね。
わか
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