勉強する環境によって勉強成果は何倍も変わる(3)
勉強する環境によって勉強成果は何倍も変わる(3)
~ 「カフェ勉強法」の極意 ~
勉強といいましても、私は、以下のような掛け算で考えています。
(勉強成果)=(勉強時間)×(勉強密度)
今まで、以下の2つについて、説明してきました。
1.勉強時間を増やす前に、勉強密度を上げてみましょう
2.忙しい人でも勉強時間を確保する方法
今回から、1と2を進める上で、大事な「勉強する環境」について、説明したいと思います。
最大の誘惑は睡眠
図書館へ行けば、マンガやテレビ、ゲームなどの誘惑はありませんが、枕や布団はなくても、睡眠の誘惑からは逃げることはできません。
せっかく、図書館に来たのに、眠っている人を見たことはないでしょうか。
(自分が眠ってしまった張本人です)
学生の時でも、そうなのですから、社会人になると、なおさらです。
社会人は、仕事で疲れていますから、電車で立ちながらでも寝ることができるテクニックをいつの間にか、身につけています。
イスに座って、周りが静かなら、いつでも寝られる人もあるかもしれません。
そんな人にお勧めなのが「カフェ勉強法」です。
「カフェ勉強法」とは、決してカフェで勉強することだけでなく、「カフェ勉強法」の極意を知って頂きたいと思います。
「カフェ勉強法」とは
昔は、カフェはなく、喫茶店しかありませんでした。
喫茶店に入ると、何かをたのみます。コーヒーでも300円ぐらいはします。
そうすると、「せっかくお金を払ったんだから、その分、勉強しないと損してしまう。とても寝ておれない」
集中して勉強するために喫茶店に入ります。
これを「喫茶店勉強法」といいました。
今ならば「カフェ勉強法」と言った方がよいでしょう。
眠たい、ダラダラしたいという睡眠欲に打ち克つ為に、損するのは嫌だの財欲を利用しています。
私の場合、自分の部屋だと、とても勉強という雰囲気はありませんし、勉強していても、さまざまな誘惑に襲われます。
それで勉強する場所を確保しようと思いました。
近くの図書館でもよかったのですが、より集中して勉強するために、近くのスターバックスコーヒーでこもって勉強しました。
いつもエスプレッソフラペチーノを注文していました。
(現在、メニューには出ていないと思います)
やがて店員さんに「今日もエスプレッソフラペチーノですか」と笑顔で言われた時には、少し恥ずかしくなりました。
ただ、その分、集中して勉強しようというモチベーションは上がりました。
私が短期間で資格を取得できたのも、スタバのおかげかもしれません。
(他のコーヒー会社に勤めておられる方、申し訳ありません)
私でしたら、「スタバ勉強法」になるのでしょうね。
私の友人で、自分で「ごほうび」を設定して勉強している人もあります。
例えば、寝ずに勉強したら、自分の好きなケーキを食べてよいと設定します。
無事、寝ずに勉強することができたら、その店のケーキを注文して食べます。
女性にお勧めかもしれません。
これは睡眠欲に打ち克つ為に、食欲を利用しています。
「カフェ勉強法」の極意
「せっかく払ったんだから」という気持ちになるためには、それだけのお金を出さなければなりません。
一人一人、経済状況は違いますから、マクドナルドの100円のコーヒーで、「せっかく払ったんだから」という気持ちになれる人もあれば、スターバックスコーヒーでワンコインでは買えないドリンクを注文することで、「せっかく払ったんだから」という気持ちになれる人もあるでしょう。
「せっかく払ったんだから」という財欲で、睡眠欲に打ち克ち、疲れた時は睡眠せず、違う分野の勉強に切り替えて、高い集中力を持続して勉強する。
「カフェ勉強法」とは、決してカフェで勉強することを言うのではなく、睡眠欲を、別の欲を利用して打ち克って、集中して勉強する。
これが「カフェ勉強法」の極意です。
お金と時間の兼ね合い
お金を出すのがもったいないという人もあると思います。
あくまでも、「守」→「破」→「離」の「守」として、説明していますから、睡眠欲に打ち克つ別の方法がありましたら、当然、別の方法がよい人もあるでしょう。
学生時代はお金がないですが、お金で時間を買いたい気持ちになっておられる方でしたら、「カフェ勉強法」がよいと思います。
『フリー』(クリス・アンダーソン)の中から、心に残ったセンテンスを抜粋します。
「皆さんは人生のどこかの時点で、朝起きると、自分が時間よりもお金のほうを多く持っていることに気付くかもしれない」
まとめ
「カフェ勉強法」とは、決してカフェで勉強することを言うのではなく、睡眠欲を、別の欲を利用して打ち克って、集中して勉強する。
これが「カフェ勉強法」の極意です。
(関連)
→ 勉強法って何?知らないと損する目からウロコの勉強法(1)
あさだ よしあき
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