夫が何もしてくれないとイライラしているあなたへ|イライラ解消への3ステップ
いつもお読みいただきありがとうございます。
チューリップ企画コールセンターお客様窓口のわかです。
電話応対をしていると、様々な方の声を聞くことがありますが、夫婦の間での悩みも多いようです。
特に夫が何もしてくれないとのお声を良く聞きます。
目次
何もしてくれない夫にイライラしていませんか?
以前、電話対応中に夫婦の間のお悩みで、こんなことを言われる方がありました。
「主人が定年退職し、家にいるようになりました。夫婦共々元気は元気です。
でも、夫は家にいても何もしてくれません。
お皿を洗ってもらうように決めたこともありましたが、2日しか続きませんでした。
生活できているのは長年働いてくれた主人のおかげだとは思いつつ、今はテレビばかり見ているし…。
なかなか感謝だけとはいかないです」
この悩みに共感する人も多いのではないでしょうか。
夫婦間に限らず、親子、上司部下、兄弟、友人の間でも、相手が思うように動いてくれなくて頭を抱えている人ばかりです。
最初のうちは遠慮して優しく言葉をかけていても、そのうち言葉にとげが含まれてくるかもしれません。
そうしているうちに関係がぎこちなくなってしまったという話も多く聞きます。
夫が自分から動いてくれたらイライラしなくて済むのにと思っておられる奥さんも多いはず。
今回は、家でもご主人が動いてくれるようになる方法を考えながら、夫へのイライラ解消までのステップをご紹介したいと思います。
夫はなぜ手伝ってくれないのか?
イライラする気持ちを落ち着けて、まずは原因を考えてみます。
では、なぜご主人は手伝ってくれないのでしょうか。
いろいろと理由はあると思いますが、大きなものでは以下の3つではないでしょうか。
・自分が動く必要を感じないから
・習慣がないから
・面倒だから
私たち自身も思い当たる節があります。
これら3つについて、対策を見ていきたいと思います。
イライラ解消へのステップ①:手伝う必要があるということを夫に伝える
「家のことは妻に一切任せているから自分の出る幕はない」
そう思っているご主人も多いのではないでしょうか。
冒頭の例で言えば、皿洗いが続かなかったのは、妻の方が慣れているし、早く終わるから、やっぱり任せた方がいいと思われたのかもしれません。
適材適所、家のことは女性がするものだ、という考えを持っている方もおられるでしょう。
自分がやる必要がないと感じているから手伝おうという気にならないのです。
しかし、奥さんとしては、やってもらいたいことはたくさんありますよね。
家事は毎日のことですから、実は膨大な数の仕事を抱えているのが奥さんです。
夫が少しでも手伝ってくれたらと願っている人は多いでしょう。
強制されると嫌になりますが、誰しも、協力してほしいと頼られると悪い気はしません。
動いてくれないのは、奥さんが人手を必要としていることを知らないだけなのだと思います。
奥さんとしては、「見ればわかるでしょ!」と思うところでも、意外と伝わっていなかったりします。
男性には、要望をはっきりと言葉にしないと伝わりにくいようですね。
まず第一歩として、「手伝ってくれたらとても助かる」「あなたの力が必要だ」と伝えてみるのはいかがでしょうか。
イライラ解消へのステップ②:夫が家事を続けられる環境を作る
しかし、手伝ってもらうにしても、ご主人は今まで仕事を一生懸命されてきたので、家事をすることに慣れていないのではないかと思います。
誰でも、慣れないことをするのは結構神経を使いますよね。
いつもと違うことをするとなると、それだけで大変な労力がかかります。
最初は張り切っているからこそがんばれても、気持ちはいつまでも続きません。
思うようにいかないとやる気をなくしてしまい、それこそ3日坊主で終わってしまいます。
ご主人が、大変ながらも毎朝同じ時間に起きて仕事に行っていたのは、そういう習慣が身についていたからです。
私たちが家事をするのも、毎日のことで習慣化しているからこそ、できていますよね。
どんなことでも、習慣化してしまうと苦にならないもの。
ご主人の毎日の流れの中に家事を組み込んでしまえば、段々と家事をすることが当たり前になってくるのではないでしょうか。
実家暮らしのころ、私の弟は家の手伝いを全くしていませんでした。
しかし、毎週日曜日の朝に風呂掃除をするように声をかけていたら、そのうち何も言わなくても自分からするようになっていたのです。
弟の中で風呂掃除が習慣化したのですね。
食事が終わって食器を流しに運んだら、そのまま皿洗いをしてもらう。
出かける時についでにゴミ出しをしてもうらう。
日常の中で、家事をする自然な流れを作っていくと、習慣化できるのではないでしょうか。
イライラ解消へのステップ③:夫が「面倒だ」と言うときは、「欲」を利用する
とはいえ、そもそも重い腰をあげることが大変なんですよね。
一度面倒だと感じてしまったら動きたくなくなるものです。
ご主人も、面倒だと思うからこそ、家では何もしてくれないのでしょう。
実家で暮らしていたころ、休みの日は家の手伝いをするようによく言われました。
でも、どうしても面倒だと感じてしまって腰が重くなります。
そんな時に「早くやりなさい」と言われると、反発心でますます動きたくなくなってしまうのです。
おかしなものだなあと思いつつ、家族に対しては意地を張ってしまうんですよね。
私たちはいつも何らかの欲に動かされていると言われます。
欲には大きく分けて食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲の5つがあるそうです。
私たちが何かするときに「面倒だ」と感じるのは、睡眠欲が一番強い状態にあるからです。
「睡眠欲」というのは、眠たい、楽がしたい、という心のことです。
家のことは面倒だ、といっても、生きていれば面倒なことはいろいろ出てきます。
中でも、仕事は大変なことばかりではないかと思います。
しかし、ご主人は今までその仕事を何十年も続けておられたはずです。
仕事を続けてこられたのはなぜなのでしょう。
「仕事が面倒だ」という睡眠欲よりも、「仕事で認められたい」という名誉欲が大きかったからかもしれません。
あるいは、 家族を養うためにお金を稼がなければ、という財欲が勝っていたからではないでしょうか。
私の祖母は、家の手伝いをしてほしい時、「手伝ってくれたらお菓子をあげる」という方法をとっていました。
私の食欲を刺激して、重い腰をあげさせようとしたのですね。
見事に作戦にはまった私は、嬉々として家の手伝いをしていました。
そうして手伝いをしているうちに、家事の大変さも分かり、普段家のことをやってもらっている有難さも身に染みて感じたのです。
最初は欲に動かされていても、続けていけば習慣になります。
ご主人は食欲では動かれないかもしれませんが、ほめたり、感謝することで名誉欲が刺激され、そのために動かれるようになるのではないでしょうか。
それまでも家族のために頑張っておられたご主人。
家族の役に立ちたいと、心の中では思っているかもしれません。
欲の心をうまく使えば、きっと家でも活躍してくれるはずです。
まとめ
日々電話応対をしている中で、「定年退職後、何をしたらいいか分からない」という声もよく聞きます。
何もしないことで、家の中で孤立してしまう男性もおられるようです。
冒頭の悩みのお電話の中でも言われていましたが、今まで家族を支えてくれていたという大義名分があっても、感謝の気持ちをいつまでも持つことはできません。
感謝したいけれど、現状を見るとイライラが募るばかり。
それではお互いに残念ですよね。
・手伝ってほしいことを伝える
・環境を作る
・欲を利用して腰を上げる
この3つのことを押さえることで、ご主人も徐々に動いてくれるようになると思います。
イライラをためることなく、家族で幸せな毎日を送られることを願っております。
わか
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